あらすじ
いつだって悪は、正義の前に滅びる。
「よく来たな、勇者よ……決着をつけよう」
魔王ルルスリア=ノルドもまた、友人の娘の誕生日を祝えなかった心残りを胸に、勇者の手によって世界から完全に消滅した。めでたし、めでたし――
「あら、目を覚ましたのね? おはよう、ルル」
だが、魂は巡る。数千年の時を経て、魔王はルル=カディスノーラという人間に転生していた。
魔王の能力を隠したまま過ごしていたルルはある日、二人の冒険者に出会う。
彼らが発見した古代遺跡を一緒に探索していると、長期睡眠用のカプセルを見つけたルル。
そこにはルルが誕生日を祝うことができなかった友人の娘――イリスが眠っていたのだった。どうして彼女がここに?
ルルの転生した意味を探し求める旅が、いま始まる。
感情タグBEST3
最初は良かったんだけど
勇者に敗れた魔王が1000年後に人間として輪廻転生する。
もちろん魔力なんかも前世の魔王の時のまま。
下手なギャグとかもなく、王道定番の読み易い転生無双系の冒険者ものかと思ってたら、いつの間にやらストーリーは天下一武道会?へとまっしぐら。
好き好きは人それぞれだろうけど、スポーツ系の格闘系小説や漫画が嫌いなので、個人的な趣味で低評価。
2巻までは圧勝するから読んでいられるが、今後苦戦したり接戦に次ぐ接戦なんて定番のパターンが始まったら星は一つかなぁ。
Posted by ブクログ
勇者一行に敗れた魔王は千年後に何故か人間のルル・カディスノーラとして生まれ変わる。
魔族は伝説の中に消えたり、人間の魔術等の後退、色々な謎が提示されるが、しばらくはルルのまったり生活が続きそうである。
魔王時代の友人の娘イリスが冬眠装置に眠っているのを発見するが、何らかの作為があるのか、ご都合主義なのか?
ルルの成長と剣術指南役の父親をくだして冒険者になるまで。
番外編『イリスとメディアの料理』義親子の”意中の人は料理で胃袋をつかもう”作戦。
番外編『古き巨人との邂逅』イリス・グラン・ユーミスと共に遺跡を探検して転移。巨人の居る浮遊島へ。