【感想・ネタバレ】蒼林堂古書店へようこそのレビュー

あらすじ

書評家の林雅賀(はやしまさよし)が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。バツイチの大村龍雄、高校生の柴田五葉、小学校教師の茅原しのぶ――いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな謎解きを楽しんでいく。かたわらに珈琲と猫。至福の十四カ月が過ぎた時、常連も驚く最後の謎が…!? 『イニシエーション・ラブ』の乾くるみが全ミステリ愛を注いで描いた短篇連作が電子版で登場! 林雅賀がご紹介する鉄板ミステリ127冊もぜひあわせてお読みください。(ヒント:このコラムにも、よく読むと驚きの事実が……。最後の一行までちゃんと読んでくださいね)。

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Posted by ブクログ

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『ミステリー好きが集う喫茶店…じゃなくて、古書店』

毎週日曜日、ミステリー好きが集う古書店を舞台に、ささいな日常ミステリーの謎を解き明かす14篇の読切り短編集。一話ごとにミステリー作品の紹介があり、これが秀逸!面白そうな未読作品が多々あり、読んでみたくなった。

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2022年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミステリ専門の古書店・蒼林堂での常連さんたちのミステリー談義とそれぞれがたまたま持ち寄る日常の謎を描いた短編集

ミステリー解説つきなのが面白かった

ミステリー紹介本だと思って読んでたから最後の展開にはびっくり。
あ、その答えなんだ…ってかんじ

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なるほどなるほど。氏らしいオチだったなと思う。各短編はけっこうあっさりしてたし、むしろミステリーのていをとった書評本なのかもしれないとすら思うくらいには定型だった。

だからこそ、最後のネタ明かしは、ドンデン返しというほどではないにしても、ちょっとだけはってあった伏線を回収しつつ、それこそ日曜の午後の若干気だるい雰囲気のままなんだけど、さほど悪くない読後感になった。高校生の立ち振舞とかを考えると個人的には土曜の午後の方があってるのかもと思わなくはないのだけど、それでも劇的な展開というより、しれーっと行く感じは古本屋を舞台にした物語には合っていると思う。それこそコーヒーと一緒に読みたい本かもしれない。

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
林亜紀、18歳。声優を志すものの、なかなか仕事にありつけない女の子。そんな彼女の運命を、唯一の特技である「トップアイドル・小沼エリンの物真似」が一変させる。喉の不調を訴えるエリンの「声の代役」に抜擢され、スイスに行くことになったのだ。有頂天になる亜紀。まさか旅先でエリンの死体を発見し、殺人の濡れ衣を着せられた挙げ句に命を狙われるとも知らず―。華やかな世界を舞台に繰り広げられるドラマチック・ミステリ。

【感想】

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2017年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

連作短編集。

登場人物4名が古書店に集まり 日常の謎を持ち寄り推理していく物語。

一つ一つの謎はビックリするようなものはないのだが、最後に短編を締めくくる部分はかなり面白かった。
評価は☆3にしたが、限りなく☆4に近い感じがする。




登場人物の一人であるしのぶ先生は古書店店主に恋心を抱いているのだが、店主はしのぶ先生の従妹に昔恋をしていたことをしのぶ先生は知っており、それを隠して店主に気持ちを伝えようとする。

その気持ちに店主は答えるのに、告白と同じように本を使って答えるのだがしのぶ先生と読者は店主が振ったと思うのだが、そこでどんでん返しが待っている。

そして物語とは関係ないような部分、最後の1行で二人のその先を表現しているところは 何気に読んでしまうと見逃すような表現でまたまた驚かせてくれた。

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2018年04月05日

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