あらすじ
様々な服飾品に変じることのできる立方体、方石(ほうせき)。この技術のメッカである神与島(かみよじま)でアトリエ「白幽堂」を営む若き異才の方石職人・白堂瑛介(びゃくどうえいすけ)は、インターンシップ生・黒須宵呼(くろすよいこ)を正式に受け入れた。夏休みを控えたある日、瑛介は知人で珀耀教院の卒業生・鷺沢夕夏(さぎさわゆうか)から、父親が魔石と化した梔子連作(くちなしれんさく)「θ(シータ)の方石」を手に入れてしまったので回収してほしいという依頼を受ける。バラバラになってしまった家族を取り戻すため、瑛介は“石拾い”に乗り出す。しかしそれは、悪質な犯罪組織が絡んだ新たな事件の幕開けだった。
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Posted by ブクログ
2巻も先が読めない展開で、最初から最後までドキドキしながら読んでいました。いろいろな事実が判明したとき、思わず「えっ」という声が出そうになりましたが、電車の中だったのでぐっとこらえました。私の想像していたものにかすりもしなかったし、むしろ思ってもみなかったところからいくつも衝撃の事実という名のボールを思い切り投げてきたのですごく焦りました。思わず数ページ前に戻って読み直して、うわーーってなったり…
新しい登場人物がたくさん出てきたのに、みんなに個性があって、性格も違うし話し方もなんとなく違うから、こんなに一人ひとりのキャラクターをしっかりさせているのが凄いです。
2巻の章分けの仕方も好きで、今回のお話では学校が絡んでいるからか、「第〇講」とか「課題」となっているんです。細かいところまで凝っていますね…
最後にまだ秘密がありそうなことをぶっ込んできたので、早く3巻も読みます!
Posted by ブクログ
方石シリーズ第2弾!
このお話は美男美女だらけ。アニメになったら楽しそうだなぁ!
キューブダンスってどんなんだろう??ちょっと想像が追いつかない。からやっぱり映像で見てみたい(^_^)
前作も今作も、親がキーワード。愛があるようで、実は自己顕示欲のようで。
純粋に家族愛を語れないお話だけど、血の繋がりがあれば絆があるわけではなく、血の繋がりがないからといって絆がないわけではないっていう所に落ち着くのかな。
何だか、敵方の「社長」や言葉で一瞬しか登場しない「社長秘書」なる人物が次作でポイントになるに違いない匂いがプンプン!
しかし、猿渡くんも瑛介も、大人っぽいなぁ。瑛介に関しては話し方30歳くらいの雰囲気。
宵呼と瑛介の関係が何となくくすぐったい。
表紙で、ラノベかーって敬遠してほしくない作品!