【感想・ネタバレ】φの方石 -白幽堂魔石奇譚-のレビュー

あらすじ

方石――人々を魅了してやまない、様々な服飾品に変じることのできる立方体。この技術のメッカである神与島で、アトリエ・白幽堂を営む白堂瑛介は17歳の若き方石職人。方石を学ぶため、東京からやってきた下宿人の少女・黒須宵呼とともに暮らしている。 そんな瑛介は、本業である方石修繕の傍ら、人々を惑わす石――魔石の蒐集をし、その身請け人となっていた。 ある日、知人の方石研究者・涼子の依頼で連続方石窃盗事件を追うこととなった瑛介は相棒・猿渡とともに調査を開始する。しかし、そこには宵呼を巻き込んだ驚くべき真実が隠されていた――。

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Posted by ブクログ

この「方石」というものを生み出した作者さんがスゴすぎる…方石の歴史が、私たちが知っている歴史と上手く絡んでいるから本当にあるんじゃないか、なんて思ってしまいました。方石に関する歴史だけではなく、方石のしくみや法律などもしっかり考えられているので、読んでいて一度も引っかかることがありませんでした。方石が存在するという不思議な世界に、一瞬で惹き込まれました。
これからどうやって物語は続いていくのでしょうか。続きを読むのが楽しみです!

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2021年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雰囲気がいい。
世界観とストーリーのマッチがうまい。
歴史や成り立ち、仕組みや応用まで方石の設定を練り上げていてすごい。
最初にバトルがあるが、それ以降はラストまでない。
ミステリーっぽい展開。
主人公は最初はイヤミだが、徐々にデレる。
実は死人というのは驚かされた。

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2017年03月13日

Posted by ブクログ

方石なるアイデアが面白く、世界観も好き。
賑やかなでありながらも静謐な空気を持つ作品。

題名でもあるφの方石の秘密であり、瑛介の秘密がわかった時は、なるほどなぁ〜〜って思った。方石て、そんな事にもなるわけ!?ていう、ここの部分が特にアイデアが光ったんじゃないかな。

ファンタジックでありながらも、ストーリーの内容は中々シビア。ラノベ感覚で読めるけど、決して子供用ではなく、人の感情の機微がわかる大人のが楽しめそう。
結構心に響くセリフがあちらこちらにあって、気持ちがいい。


想像力(妄想力とも言う)豊かな私の頭の中では完全に鮮やかなアニメーションとして再生されていた。

深夜にやってるちょっと年齢層高め向けなアニメになったらいいのになー!とか思ったり。

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2016年08月31日

Posted by ブクログ

最初はちょっとかったるかったけれど、どんどん面白くなった。 設定が作りこまれていて、すごいなーと思う。
続きが出たら読みたい。

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2015年06月27日

Posted by ブクログ

代わりのものを用意して満たされるのは、ただの依存心だ。代わりが欲しいという気持ちは、依存の証拠ではあっても、愛情の証にはならない。むしろ愛する気持ちがあったなら、軽々しく代わりが欲しいとは思えないさ。

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2015年03月09日

Posted by ブクログ

初めましての作家さん。
物語は、盗まれた魔石を取り戻すところから始まるんだけど
盗人の黒幕は、とある目的の為に魔石を集めている。
方石研究者・涼子の依頼で連続方石窃盗事件を
調査することになった瑛介と相棒の猿渡。
そこに黒須宵呼が絡んできて、後半はドタバタに・・・

とまぁ、サクっと説明すると、あまり面白そうじゃないけど
これは結構好きだったりする。
この方石の仕組みが面白い。
森岡 浩之の「夢の樹が接げたなら」を連想しました。
これは言語デザインの話だったんだけど
こういう職人系の話には、何故か惹かれるんですよねぇ

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2018年09月17日

Posted by ブクログ

方石という、様々な服飾品になる立方体の
直しばかりを引き受けている彼の元に
下宿人として少女がやってきた。

方石とはなんなのか、ただの服飾品ではないのか。
そんな疑問も、読んでいたら分かってきます。
現代ではあるけれど、現代ではない世界。
歴史も同じですが、すべてに方石が絡んでいます。

始まりから出てきた方石はなんなのか、誰なのか。
泥棒の目的はなんなのか。
穏やかな日常の学校が始まっただけ、のようで
うっかり忘れそうになる、その事件。
ちょこちょこと閑話にそれが挟まっていますが
うっかり忘れそうなほど、平和な日常です。

題名の方石は『何』なのか、最後の方の作中の台詞は
どういう意味なのか。
怒涛の勢いで分かってくるそれが、方石の使用方法を
さらに分からなくさせてくれます。
さすがあの、と思わせるほどの下地が
ここまでで出来上がっている、のもありますが。
いやでも、持ち主の秘密がこれとは…。
使えない、という言葉に、それはそうだろう、でした。

思い出の品を、持ち続けるのか
模造品で誤魔化すのか。
物に宿るのか、思考から救い出すための
トリガーの役割だけを期待するのか。
記憶の思い出ならば、すべてがそのまま
現状維持、になるので、納得しますが。

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2018年05月26日

Posted by ブクログ

服や装身具に変わる方石を扱う職人と方石の学院。
設定がちょっと変わっている。主人公の負っている事件と居候の母親が実は関係があったりする。

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2015年06月20日

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