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方石――人々を魅了してやまない、様々な服飾品に変じることのできる立方体。この技術のメッカである神与島で、アトリエ・白幽堂を営む白堂瑛介は17歳の若き方石職人。方石を学ぶため、東京からやってきた下宿人の少女・黒須宵呼とともに暮らしている。 そんな瑛介は、本業である方石修繕の傍ら、人々を惑わす石――魔石の蒐集をし、その身請け人となっていた。 ある日、知人の方石研究者・涼子の依頼で連続方石窃盗事件を追うこととなった瑛介は相棒・猿渡とともに調査を開始する。しかし、そこには宵呼を巻き込んだ驚くべき真実が隠されていた――。
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Posted by ブクログ
方石なるアイデアが面白く、世界観も好き。
賑やかなでありながらも静謐な空気を持つ作品。
題名でもあるφの方石の秘密であり、瑛介の秘密がわかった時は、なるほどなぁ〜〜って思った。方石て、そんな事にもなるわけ!?ていう、ここの部分が特にアイデアが光ったんじゃないかな。
ファンタジックでありながらも、ストーリーの内容は中々シビア。ラノベ感覚で読めるけど、決して子供用ではなく、人の感情の機微がわかる大人のが楽しめそう。
結構心に響くセリフがあちらこちらにあって、気持ちがいい。
想像力(妄想力とも言う)豊かな私の頭の中では完全に鮮やかなアニメーションとして再生されていた。
深夜にやってるちょっと年齢層高め向けなアニメになったらいいのになー!とか思ったり。
Posted by ブクログ
方石という、様々な服飾品になる立方体の
直しばかりを引き受けている彼の元に
下宿人として少女がやってきた。
方石とはなんなのか、ただの服飾品ではないのか。
そんな疑問も、読んでいたら分かってきます。
現代ではあるけれど、現代ではない世界。
歴史も同じですが、すべてに方石が絡んでいます。
始まりから出てきた方石はなんなのか、誰なのか。
泥棒の目的はなんなのか。
穏やかな日常の学校が始まっただけ、のようで
うっかり忘れそうになる、その事件。
ちょこちょこと閑話にそれが挟まっていますが
うっかり忘れそうなほど、平和な日常です。
題名の方石は『何』なのか、最後の方の作中の台詞は
どういう意味なのか。
怒涛の勢いで分かってくるそれが、方石の使用方法を
さらに分からなくさせてくれます。
さすがあの、と思わせるほどの下地が
ここまでで出来上がっている、のもありますが。
いやでも、持ち主の秘密がこれとは…。
使えない、という言葉に、それはそうだろう、でした。
思い出の品を、持ち続けるのか
模造品で誤魔化すのか。
物に宿るのか、思考から救い出すための
トリガーの役割だけを期待するのか。
記憶の思い出ならば、すべてがそのまま
現状維持、になるので、納得しますが。
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