【感想・ネタバレ】明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、ハリー彗星の夜のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

気弱なおぼっちゃんをとりまく変人たち、できのいい兄弟に甘やかされてうんざり、などよくある設定だけど芝居がうまいところが独特か。気楽に読める。

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2015年12月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良くも悪くも素直な、まさしくキャラクター文芸です。
表紙や帯に書かれている「三人のフリーター」のキャラが際立っているし、それぞれ特徴が異なり、台詞も特に説明を要することなく誰がどのことばを発しているかわかるあたり、キャラクターの造形は魅力的。個人的には浪漫研究家の有坂さんがすごく好きです。若い子から大人まで楽しめそうな、わりと王道のお話。
ただ、ミステリとして読むのなら、内容・展開はわりとありきたりだと感じます。のっけの登場からこいつクソ怪しいな~~と思っていたらその通りの黒幕で、それが冒頭の良くも「悪くも」素直な話だと感じた理由です。もっとも、ミステリという枠組みで無かったら申し訳ないのですが……。予想や「こうなるだろう」という期待を裏切ったりはしないので、最後まで楽しく読める作品かと。
ただ、これは作者さんというより出版社サイドへの疑問なのですが……一度ルビを振った単語にまた何度もルビが振られていたり、わりと一般の小説にはルビなしで登場するような単語にもルビが振られていたりして、見難かったりしたページが幾つかありました。時代が題のとおり明治期なので、ある程度地名や国名などルビを振らなければならないところがあることは分かるのですが、すごく謎基準だなと気になりました。

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2015年04月05日

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