【感想・ネタバレ】目の見えない人は世界をどう見ているのかのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルのとおり、目の見えない人から見た世界がどのようなものか、空間、感覚、運動、言葉、ユーモアの観点から紹介した本。

見えない人の不自由さばかりを想像し、気の毒だと思いがちだが、それは見える人からの感じ方に過ぎず、見えない人の方がむしろ自由な楽しみ方をしている面もあること、視覚がないから死角がないこと、つまり、見えている人より、むしろフラットに、自由にモノを見たり感じたりできることなど、いろいろ参考になった。全盲の人も美術鑑賞を楽しめる、ソーシャルビューという方法も面白そう。

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2023年05月19日

ネタバレ 購入済み

新たな視点に気づかされます

2020年中学入試では栄光学園、中大附、東京都市大附で出題、高校入試では東京学大附で出題された。
先日、目の見えない人に道を聞かれて、説明にとても苦慮したことがあって読んでみた。
実は足の裏から多くの情報を得ているとか、美術館で絵画鑑賞するとか、驚きの世界であった。
大切なのは、見えている人が強い、見えない人は弱いという無意識の上下関係を作らないこと。
「見えないことが障害ではなく、見えないことで何かができなくなる、そのことが障害である」という言葉が胸に突き刺さる。
障害者が引け目を感じない世の中であってほしい。

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2020年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目の見えない人は、立体をこんなふうに捉えるんだ、見えない人ならではの日々の楽しみ方があるんだ!
思わず「すごい!」と思いました。

「すごい!」という驚嘆の背後には、見えない人を劣った存在とみなす蔑みの目線がある、自分はそんなとき「面白い!」と言うようにしていると著者は書いていますが、私は著者とは違う考えです。

確かに「すごい!」には「こんなこともできるなんてすごいですね」という見下した意味もありますが、例えば、一流アスリートの身体能力を「すごい!」と言うときには、人は純粋に驚いているだけなのではないか思います。

「面白い!」は、「すごい!」より遅れて感じる驚きの表現のように感じます。

障害者が「すごい!」と言われて不快感を持つのであれば、そのような発言は控えるべきだと思いますが、そう神経質にならず、咄嗟に「すごい!」と言ってしまってもいいのではないかと私は思います。

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2023年02月02日

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