【感想・ネタバレ】こみっくがーるず 2巻のレビュー

あらすじ

萌田薫子(P.N.かおす)15歳。職業高校生、そして4コマまんが家! 同じくプロまんが家の同級生たちに囲まれて、今日も連載目指して頑張ってます。一方、ルームメイトの少女まんが家、小夢にはある悩みがあるようで…?ゆるゆるふわふわまんが家4コマ、待望の第2巻です。

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Posted by ブクログ

開幕のカラーページからかおすの超ネガティブっぷりは健在
自分のネームを「ゴミネーム」って……。しかもそれがポジティブなつもりって……

本作は高校生漫画家のかおす達の日常を中心に描く作品なんだけど、彼女らを支えるように登場する大人たちも良い味を出しているね

担任教師の美晴、担当編集のまゆ、寮母の莉々香。三人とも何らかの形でかおす達の生活や活動に影響を与えている。しかもこの3人は漫研で漫画を描いていた過去がある
漫画を夢中になって描いていた過去があるから、かおす達の頑張りが判る。応援したくなる
過ぎ去った青春を持つ者にしか出せない味を醸し出す三人の様子はかおす達の日常とはまた違った雰囲気を纏っているね

そうして支える者達が描かれた後に話題となるのは琉姫のサイン会
漫画家は読者によって支えられている存在だけど、同時に読者は漫画家が描く作品に支えられている。そういった想いの触れ合うが生じるのがサイン会
描いてる作品やらペンネームやらが原因で緊張に次ぐ緊張に襲われていた琉姫が終わってみれば「まんが…描いてて良かった」と思える形になったのはとても良かったねと言いたくなる
特に顔を伏せて泣きながらの言葉が凄いんだよなぁ。ああいった台詞ってプロの漫画家として活動している彼女だからこそ出てくる言葉なのだろうね

他にほろりと来た点としては終盤のかおす母来訪の辺りか
娘を「かおす先生」と呼ぶスタンスには驚かされるけど、それって馬鹿にしてるとか茶化してるとかじゃなくて、プロの作家として活動しているかおすへのリスペクトがあるからそのような呼び名になる
けれど、かおすがあまりに辛そうな顔をしていれば母として娘に接する。でも、かおすが泣きながらでもまだ頑張りたいというのならその想いを受け止める懐もある
かおす母の深い優しさが感じられたシーン

この巻ではかおす達の頑張りは勿論のこと、周囲の支えや優しさがよく見える内容だったね

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2020年04月23日

ネタバレ 購入済み

A「この漫画について、何か言いたいことある?」
B「何もないね。読み終わるまで、我慢会やってる気分だったよ」
A「それはあるけどさ、それで終わっちゃつまんないでしょ。もうちょっと考えてみようよ」
B「絵は……どうでもいいか。それ以前にもう、漫画を舐めてるってレベルじゃないよ。登場人物が揃いも揃って、大人も子供も頭悪い上に、ギャグは全く笑えないし」
A「それでも可愛い女の子が出てればそれでOK、それがきららでしょ?」
B「編集者といい、編集部といい、あれでデビューできるのがどうかしてるよ。他にも、少年漫画家は厨二病じゃなくてただ幼稚なだけだし、エロ……TL漫画家のサイン会は女ばかり、しかもに子連れで来るのがなんともまあ」
A「でも人気はあるんでしょ? アニメになったんだし。人気が出たのは、共感したんじゃなくて、同病相憐むなのかな」
B「まさにそれ。きららの読者は、それこそ現実で惨めな思いをしてるってことだよ。だから安っぽい感動……もどきにコロリといっちゃうわけ」
A「まんが道なんて、辛すぎてとても読めないだろうね。主人公二人と比べて才能もない、努力もできない自分が嫌になって」
B「まんが道が『俺の恋人はまんがや!』なら、これは『俺の逃避先はまんがや!』だね」
A「なーにが『お友達のプロ意識をもっと見習って下さい!』だよ。自分だってコスプレしてたくせに」
B「ブーメランだっつーの」
A「まんが道とバクマン。読んでスッキリしようか」
B「この漫画を読んだ漫画家志望諸君。まんが道とバクマン。さらに大塚しろう先生の漫画業界漫画を読んで、現実を知りなさい」

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2022年06月25日

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