【感想・ネタバレ】これでいいのだ わが道を幸せに生きる方法のレビュー

あらすじ

著者によれば、「世の中には、『これでいいのだ』と思うことのできる人々と、『これではいけない』と思ってしまう人々がいる」。そして、「最も悩み苦しむ人生を送るのは、何事においても、『これでいいのだ』と思うことのできない人々である」と言う。なぜならば、このような、「『これでいいのだ』と思うことができない人々」は、自己肯定することができず、悩みごとの底なし沼にいつもはまってしまっているからである。そんな、本当に真面目な人々に、もっと精神的に楽になって生きてほしいという著者の願いから、本書で著者は、「どのような苦しみや哀しみも、それをきちんと受け止めて、向き合いながら淡々と生き抜くための日ごろからの考え方」を、心の傷を拭きおとすように示唆してゆく。おなじみのダイアログ形式で、普段、本を読まない人にも読みやすく書き上げられた本書は、まさに、「辛さに満ちた人生を、読み込むほどに楽にしてくれる」漢方薬である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

恋愛、病気、仕事、家族など、深い悩みをかかえた人とのカウンセリングをそのまま掲載したようなスタイルで、その悩みが極めて順調な試練であり、それを認めて「これでいいのだ」と自己肯定すればよいことを教えてくれる。
うつ病とうつ的状態やうつもどきの判断、脳死の身体と魂、ガンへの対応なども参考になった。
カウンセラーは著者自身なのでノンフィクションのようにも感じられるが、さすがにフィクションだろう。また、これではいけないと自己変革が求められるパターンが別にあるとしているが、過去を受容・肯定しつつも未来に向けては変革していくような、どちらも含んだ状態なのではないかと感じられた。
14-52

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2014年05月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は飯田先生のもとを訪れた様々な訪問者との会話のみで、つづられる。
パターンは色々あるものの、いかにも作られたようなセラピー内容ながら、それは筆者の伝えたいテーマに沿っているからなので致し方ない。

読み易くスイスイと読み終わり、最後にまとめがあって筆者が何を伝えたかったのかが説明されている。

ここだけを読めば自己啓発系の本であるが、中盤のセラピーシーンの会話は筆者の過去の作品を読んでいないと全くついていけないと思う。今までの”魂”の話しから、それを元に現実世界での人生の捉え方の姿勢に繋がっている話ではあるのだけど。

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2017年12月18日

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