【感想・ネタバレ】日本型プロフェッショナルの条件のレビュー

あらすじ

会社でプロフェッショナルとして働こうとしても、その概念が輸入品に過ぎない日本では、さまざまな矛盾や障害が立ちはだかる。日本的プロフェッショナルは、比較優位の世界だけに留まらず、個性化による人生の目標の達成を同時に目指す。経営学、ヘッドハンティング、心理学、宗教など、多様な視点から、日本でプロフェッショナルとして生きる考え方を提示する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。
アメリカ式合理主義を突き通しても、日本では願いを成就できない。
環境の持つ清濁を合わせ呑み、その中で考える最前の身の処し方を、迷わず進む事が肝要。
う〜ん、身につまされる。名著っす。

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2011年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本型プロフェッショナルとして、仕事に取り組むにあたって大事な心構え、考え方について、仏教などの観点からの示唆なども含め、わかりやすく記載された一冊。著者の講義を受講中であるが、著者らしさが出た一冊であり、納得感がある。

<メモ>
・仏教の修行は坐禅を組んだり、滝に打たれたり雑念を消して無に近づくことが重要な部分だと思われるが、実際には炊飯や掃除など日常的な作業をしているときのほうが、透明な自己になることができたり、自己を磨いたりできる。
誰もみていない廊下を毎朝ふくことが一番むずかしかったりする。己が試される。そうした日常的な場での自分との闘いが何よりも自分を鍛える。
・仕事に対して、自分なりの哲学を持つこと。自分がどんな付加価値をつけられるかという点を考えてみること。
・自分に引き付けて問題を捉え、自分の価値感を交えながら話すことができれば、どれほど抽象的なテーマを与えられても、それなりに答えられるもの。その前提になるのは、自分が何を目指しているのか、自分は何についてよいと思うのかを常日頃から考えていること。
・選ぶにせよ、捨てるにせよ明確な基準をもって意思決定できるかという点も重要。
・リーダーのあるべき姿 貞観政要の十思九徳より
①寛大でしまりがある
②柔和で事が処理できる
③まじめで、ていねいで、つっけんどんでない
④事を治める能力があり、慎み深い
⑤おとなしく、内が強い
⑥正直、率直で温和
⑦大まかだが、しっかりしている
⑧剛健で、内も充実
⑨強勇で、ただしい
・思考の三原則
①目先に捉われないで、できるだけ長い目で見ること
②物事の一面に捉われないで、出来るだけ多面的に、できれば全体的に見ること
③何事によらず枝葉末節に捉われるず、根本的に考えること
安岡正篤氏の運命を創るより

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2016年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一言で言えば世間にとらわれず、自分に妥協せず、自分自身にとっての成功を目指せと言うことだろうか。
自分の内面と向き合うこと、生き方を考える機会を与えてくれる、いい本だった。
先生の授業、講話が人気がある理由が分かった。

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2011年07月13日

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