あらすじ
売れない漫才師コンビ、田代誠と袋金太は自転車に二人乗りしていてダンプに衝突。気がつくと時代は1945年の夏、場所は鹿屋航空隊基地。二人は事故のショックで実在の特攻隊員に生まれ変わってしまっていた。
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現代の「軽さ」と、戦時中の「重さ」のギャップが、軽やかなタッチで描かれている。もともとは演劇の台本。ぜひ舞台を見てみたい。でも見れないので、DVDを観ようと思う。
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自分の未来と引き替えにして,未来の日本を守ろうとした方々の意志を決して忘れてはならない。立派な先祖を持ったことを誇りに思いたい。子供が大きくなったら必ず読ませたい1冊です。
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第二次大戦期の日本にタイムスリップをしてしまう漫才コンビ。実在する特攻部隊員の魂とすり替わってしまうというストーリーです。作者が、自衛隊に入隊したことのある今井雅之さん。話の描写がリアルで、目の前に浮かんできます。
確か演劇とか映画でもやっていたはず。
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これとてもよい!!ストーリの設定もいいし、話の運びもいい。戦争のこととかなかなか思いもしないけど年に何回かはこういう本と読んで戦争について考えるって大事だなと。読みやすいので小学生とかも読めるんじゃないかな〜!?
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永遠の0を読んで零戦や特攻隊に関する本を読みたくなって、これを手にしました。
漫才コンビが自転車事故をきっかけに太平洋戦争末期にタイムスリップします。
2人は生きて現代に帰りたいという気持ちがあるのですが、途中から国を守りたいという気持ちが芽生え、その葛藤を受容し覚悟を決めます。
なんとの言えない気持ちになります。
これは映画や舞台も観てみたいですね。
不思議な感動がある
戦争を美化しているわけでもなく、特攻隊員の覚悟を軽んじているわけでもなく、当たり前の平穏を享受している現代人が対比となって互いの意識を浮かび上がらせていると思う。
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売れない兄弟漫才コンビ。自転車二人乗りで信号無視して爆走中にトラックと衝突した。目が覚めると、どこか懐かしい見慣れぬ景色。そして二人はそこで、自分たちが特攻隊だと知らされた――
永遠の0もだが、物語の主人公たる現代人の兄弟がかなりの阿呆で、中盤までは結構苛々させられる。その分、終盤の彼らの変容が心に迫るのだけれど。
ていうか、この作品、もとは舞台作品だったのですね。どんなふうにこの特攻の様子や時代を舞台で表現していたのかめちゃくちゃ気になります。見てみたい。
Posted by ブクログ
売れない漫才コンビ、田代誠と袋金太はお笑い名人大賞を目指しネタの練習に明け暮れていた。ある日二人乗りしていた自転車がダンプと衝突。気がつくと見知らぬ部屋に寝かされていた。しかも、窓の外には零戦!?二人は事故のショックで昭和二十年の航空隊基地にタイムスリップしてしまったのだ!しかも実在の特攻隊員の魂とすり替わってしまったらしい。平和とはまったく無縁の世界に愕然としながらも、二人は周りの隊員達と少しずつ心を通わせていく。アメリカも泣いた芸術祭賞受賞の舞台をついに文庫化。
Posted by ブクログ
現代に生きる漫才コンビが、ダンプとの衝突事故に巻き込まれた。次に気が付いたときには、太平洋戦争末期の特攻基地にいる兵士として生まれ変わっていた。
現代に戻りたいという想い、ここで生を全うすべきという想い。この葛藤が読んでいて心に残る。兵士と漫才師のやり取りが笑いを誘うので、全てを通して重い空気があるわけではなく、その辺りのバランスのよさが、作品を読みやすくしてる
感じがする。でも、切ない。