あらすじ
僕の叔父さんは、人魚を飼っていた──。 失踪した叔父の遺言状をきっかけに、洋介は8年前の夏の日を思い出す。あの日、叔父の家のプールで見たのは、人魚のように美しいあの人。14歳だった洋介は、人魚への想いの正体に気づかないでいた。大人になり、人魚と再会した洋介は、幼い頃の憧れが次第に恋であると自覚していき──。表題作「笑わない人魚」のほか、不器用な大人たちの切ない恋物語を収録した、今市子の初期BL短編集。 【収録作品】笑わない人魚/青髭の友人/真夏の城/廻遊魚の孤独/海幸山幸/あとがき 泳げない人魚
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Posted by ブクログ
初めて読んだ作家さんでした。出たばかりの文庫版を購入。BLなようで微妙にBLぽくない気もしますが、どれもトリッキーな話で面白かったです。大人と子供を対比させる独特の手法も印象的でした。他の本も機会があれば読みたいです^^
匿名
わかりやすかった
今市子先生の作品には時系列的にわかりにくいものがよく?たまに?ありますが、、、この本に載っているものはわかりやすいものが多かったです、わたし的にはいろいろ複雑な時系列形式になっている作品より、、、こういったスムーズ?に読める作品の方が好きです。基本ハッピーエンドが多い今市子先生の作品ですが、、、たまに悲しい感じの終わり方をする話がありますがそういうのはあんまり読みたくはないかなぁ