【感想・ネタバレ】霞ヶ関ラヴァーズのレビュー

あらすじ

キャリア官僚として順調に出世コースを歩む逸見(いつみ)は、 親友にしてライバルでもあった同期の御手洗一樹(みたらいかずき)と、 二年ぶりに再会する。 型破りすぎて左遷されていた御手洗は、逸見によそよそしい態度をとってくる。 だが、仕事で顔を合わせるうち、やはり彼と共に歩みたいと願う逸見だった。 そんなある日、御手洗の報告書が政治献金絡みで揉み消しを求められる。 案じる逸見に御手洗は長年秘めていた恋心を突きつけてきて……?
エリート官僚BL!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『そこに俺も連れていけよ。お前と行きたいんだ、一緒に、どこまででも』

逸見と御手洗はお互いに切磋琢磨し、共に上を目指して闘ってきた同志だ。
トップを目指していつまでも肩を並べて行けると信じていたのに。逸見がドイツ留学中に御手洗は勝手にドロップアウトしてしまった。
何事にも慎重で誠実な人柄。怜悧な美貌。上司の覚えもめてたく順調に出世街道を突き進む逸見。
一方、型にはまらず自信家な御手洗は華やかな容姿と優秀さに裏打ちされた不遜な態度がお堅い官庁にあってはつい悪目立ちをしてしまい、それが上司の不興を買って怪しげな閑職に追いやられてしまった。
『俺はどこでだって咲ける花だ』と豪語する御手洗が官庁を去らない唯一の理由は逸見の存在だ。
逸見の活躍を陰ながら見守るだけでいいと決めていた御手洗だが、元来の優秀さが災いしてとんでもない政界スキャンダルを引き当ててしまう。
脅されてもすかされても自分の信念を曲げない御手洗。そもそも失いたくないものなんて何もない。逸見の他には。
余りに大きすぎる獲物に、御手洗の官僚生命は風前の灯火だった。そんな時、逸見が告げたのが冒頭の言葉。
最大の強敵にして、最高の相棒のエリート官僚ラブ。これぞがっぷり四つのエリート×エリートの醍醐味。

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2015年03月01日

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