あらすじ
築40年超の下宿風アパートと、その大家さん、隣人、周りの人など、日常で出会った人々への著者の一方的な偏愛・執着を記録した日常エッセイ。
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Posted by ブクログ
「ドリカム層とモテない系」を読んで、私の中の「女性エッセイ系を読みたいときにとっておこう」作家棚に入れていた能町みね子さん、だったのだけど。
この本を読み始めての最初の方でいきなり明かされる真実にびっくりする。いや、もうその手の本も出されていたので知らなかった自分が遅いというか、前情報なさすぎ。
タイトルから家にかかわるエッセイかと思ったら、むしろ仕事とか生活とかそういうことが絡んでいて、なんだかいろんな方向に話がいくしなぁと思いながら読み終わり、奥付手前に小さな字で「この作品は個人的な日記を再構成し…云々」と書かれているのを読んで腑に落ちる。
それ、表紙裏くらいに書いておいて欲しかった気もするなぁ。
作品自体はなんというか淡々としていて、でもほほえましくて、まぁなんだかいいねという1冊。