あらすじ
ファッション誌《ランウェイ》編集部の新人アンドレア。ファッションには興味ゼロだけど、1年後に夢の文芸誌へうつることができるなら頑張ってみせる! だけど、悪名高い編集長ミランダの傍若無人ぶりに息も絶え絶え……果たして1年も耐えられるのか? ちょっと生意気なインテリ娘アンドレアと、ファッション界の権威ミランダのバトルやいかに? アメリカ中の女性を共感の渦に巻き込んだベストセラー、待望の文庫化
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Posted by ブクログ
この作品は、ファッションにほとんど興味が無い主人公がファッションの最先端を行くファッション誌の会社に勤めることになり、上司や先輩に揉まれながら色んなことを学んでいく。おもしろかったです。
Posted by ブクログ
映画よりも主人公がクズ度高めだった。
社会を甘く見てる若者感は小説版の方が強い。
あのビルにナイキの赤スニーカーで入っていくって、ミランダがいない期間であってもすごい根性。
監視カメラの映像から顔写真を使ってIDを作られたり、サステナブルとはなんぞやっていうスカーフの使い方をする上司のアシスタントなんて「誰もが望む仕事」であっても私ならごめん被る。
Posted by ブクログ
序盤は無駄に長い説明的文章と翻訳書独特の変な日本語と外人の名前が覚えられなくてしんどかったけど主人公が仕事を覚えるにつれてストーリーも面白く。映画も原作もエミリーが好き。
Posted by ブクログ
2006年に公開された映画【プラダを着た悪魔】の原作。映画を見たという人の方が多いかも知れな
い。
僕は映画を見ていないのだが、情報によると映画と小説は登場人物の設定が違ったり、クライマックスが
違ったりしているらしい。小説を「原作」として映画は「脚色」されるものだから、映画と小説は違った
ものとして楽しめばそれでいいと思うけど、どちらを先に見る(読む)かによって作品の印象がガラリと
変わるから小説が原作の映画を観るときは要注意と自分に言い聞かせています。
さて、僕は小説を読んだので小説の話をしよう。
主人公のアンドレア・サックスはファッション誌「ランウェイ」編集長の新人アシスタント。
本当はジャーナリスト志望で「ニューヨーカー」に就職したいのだが、ひょんなことから世界でもっとも
有名なファッション誌「ランウェイ」の編集長アシスタントになってしまった。ファッションについて
もともとたいして興味のないアンドレアは、「ファッション命」の編集部の面々の言動に驚きの連続。
そしてなんと言ってもアンドレアにとって衝撃だったのが編集長、ミランダ・プリーストリーなる人物
である。誰もが目を惹くような美人でありながら超が付くほどワンマンなミランダ。この業界において、
ミランダが「白」と言えば黒いものも白になるといった感じの独裁ぶり。業界のカリスマであり、
業界の権力者。「プラダを着た悪魔」とはズバリ、ミランダのことなのである。
そんなミランダの下で働くことになったアンドレアの奮闘記とも言えるこの作品は、恋と友情と仕事と
いう現代の女性にとって外せないキーワードの中で構成されているのである。
嫌な上司がいて、その下で我慢しながら働いて・・・という構図は日本ではよくあることで、それほど
新鮮な題材ではない。面白いのは、アメリカ人と日本人の仕事に対する感覚の違いではないだろうか。
日本人にとって、「仕事が優先」という考えは当たり前のことなのかもしれない。しかし、アメリカ人
にとって大切なのは「仕事より家族や友情などの人間関係」なのである。主人公のアンドレアはそこに
苦労する。ミランダは仕事優先の人である。しかしアンドレアやアンドレアを取り巻く家族や友人は
仕事第一主義を理解することができないのだ。アンドレアはその狭間で悩み苦しむことになる。
恋人や家族から「そんなに仕事が大事か?」と言われ、しかし自分のキャリアのためにには仕事を
優先でやらなければならない現実。理解されぬ苦しみと葛藤の中で、「夢」と「幸せ」を天秤にかける
日々。そんなことをゆっくりと考える猶予を与えないほど絶え間なく続くミランダの命令。
自分が同じ立場なら発狂してしまうのではないだろうかと思うほどの日々がアンドレアを襲うのだ。
そしてクライマックスはまさに「自分のキャリア」か「親友との友情」かを迫られる。最後にアンドレア
が下した決断は・・・。と物語は終息に向かうわけだが、僕の個人的な意見としては、この小説の終わり方
は、拍手喝采を送りたい感じである。
作者のローレン・ワインズバーガーは実際に有名ファッション誌「VOGUE」で編集長アシスタント
をしていたため、ミランダのモデルは「VOGUE」の編集長アナ・ウィンターではないかと憶測が
飛んだが、ローレン・ワインズバーガーはそれを否定、アナ・ウィンターは「作品を楽しみにしている」
と余裕のコメントを発言するなど各方面で話題となった【プラダを着た悪魔】。
映画も小説も観たり読んだりしたことがないという人は、ぜひどちらかに触れてみて欲しい作品である。
訳者の佐竹史子氏の文章も読みやすく、上・下巻という長編ながらスラスラと読める作品であった。
Posted by ブクログ
あのロマコメ映画「プラダを着た悪魔」の原作。
BOOKOFFで100円で売ってるのを発見し購入。
原作の解説を読んで初めて知ったのだけど、この作者自身があの「VOGUE」で編集アシスタントをやっていた人だそうで、写真を見ても怖ろしく美人。なるほど、彼女自身の経験が作品に反映されているのですね・・・。
原作でも鬼編集長ミランダの言っていることは無理難題ばかりで、それに悪態をつく主人公アンディが面白い。そして、次々と出てくるブランドの名前はやはり圧巻(これもやっぱり「VOGUE」での経験が活かされていると思われる)。なんか、ディオールとかグッチで洋服売ってるの見て「あんなエッヂィでバカ高い服、一体どこの誰が着るのだろう」って思っちゃうけど、本当に着ている世界があるようですね・・・私とは別世界だわ。
ちょっと思うのは、雑誌「ランウェイ」のスタッフ達が、映画よりも「イヤなヤツ」度が少し高い。あと、主人公であるアンディ自身も、かなりひねくれてる。映画化はそこらへんをもうちょっと穏やかに、かつ好意的に描いているので、気持ちよく観れたのかも。
Posted by ブクログ
ファッション誌《ランウェイ》でアシスタントを務めることになった主人公のアンドレア。
独裁的な上司ミランダ。
映画もおもしろかったけど、小説もテンポが良くてスラスラ読めちゃう。
Posted by ブクログ
外国の本は著者の言葉じゃなくてあんまり好きじゃないんだけど、なんか惹かれて買っちゃいましたw
最初はなかなか進まなかったんだけど、結構面白いかも!!
だんだん続きが気になってきたよ
ってか痩せなきゃ!!って思うねw
あーでも登場人物多いよ!!
誰だ誰だかわかんなくなる。。
だから外国のは好きじゃないんだってww
Posted by ブクログ
映画も大ヒットでしたが、本のほうが面白い!
展開が映画以上にスピーディー!
女なら誰でも少しはあこがれる生き方。
自分じゃないからなおさら面白い。
スタイリッシュなオフィスで、スターバックスをテイクアウトして、スレンダーなライフスタイルを、トップスタイルに身を包んで・・・・・・。
主人公のバリバリ働く姿は「かっこいいけど、絶対無理!」的な、手の届かない魅力。
文字だけ見てもいろんなブランド名が飛び出して華やかで楽しいです。
我まま放題に主人公を振り回す女社長切れの良さとパワーが本から溢れ出てくるよう。
読むだけでパワー充電!できちゃいそう。
上巻読んだら、絶対すぐに下巻が読みたくなる!
Posted by ブクログ
映画を先にみたけど、ずいぶんとイメージが違う。
特に主役のアンドレアは映画よりも一層野暮ったくて、上品さがない。
そしてなにより読みにくい。
日本語訳が、英語の文章と同じ長さで区切られているのだろうか。
主語と述語が離れすぎていて、文章がするっと頭に入らない。
(英語は主語の後動詞がくるから日本語にすると読みにくいのかな)
次は原作を読んでみよう。
Posted by ブクログ
映画とは少し違うけれど、主人公の女の子の頑張る姿は共感できる。
けれど、客観的に見て仕事をする以上少しわがままな気もした。たとえ理不尽なことでも自分に与えられた仕事を精一杯するのが大切だと思うし。とりあえず、上巻ではやや独りよがりな主人公の気持ちや行動が気になった。
Posted by ブクログ
映画でとっても人気のあった原作の翻訳作品。
映画自体は見ていないのですが、
面白そうだなーと思っていたのを覚えています。
…ということで、こちらもチャリティ古本市で上下セットでお買いあげ。
私は洋書(…とは言わないか)を読むことがあまり無いので
さらっと読めてしまった感じが強く残りましたが、
下巻に進むに連れて、深く読み込めれば良いな〜と思います。
Posted by ブクログ
『LOVE・SUCCESS コメディ』カテゴリーに入れたけど、この本はラブもサクセスもしてないかもしれん。
映画『プラダを着た悪魔』の原作本。
映画・原作ともに「果たしてこれは宣伝通り”痛快ストーリー”なのか」というのがずっと気にかかっている。
あと、映画版と原作どちらが好きか、ということ。
(原作と映画ともにラストで主人公はある大きな決断をするが、その理由というか原因が異なるので、『映画版の理由と原作版の理由のどっちが納得いくか=どっちが好きか』となる)
私としては『見てて(読んでて)楽しいのは映画、話の結論(主人公の決断の理由)に納得できるのはこの原作』って感じかな。
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主人公のアンドレアは編集者を目指す23歳。彼女が憧れているのは、知的でエスプリの効いた雑誌『ニューヨーカー』だ。
でも当然採用の門は非常に狭く、アンドレアは手当たり次第に雑誌社に履歴書を送っていたら、たまたま偶然ポストが空いていた雑誌の面接を受けることになった。
そして彼女は超有名なファッション誌『ランウェイ』の超名物編集長ミランダのジュニア・アシスタントとなる。
でも元々ファッションにまったく興味のなかった(それどころか反感さえ持っている)アンドレアは、着ている物も実用一点張り。ファンションやモードのイロハも知らず、女傑ミランダのことさえよく知らない。
だからみんながミランダを崇拝する気持ちが理解できず、ファンションにも興味がないから『ランウェイ』のほかの社員たちが命がけで取り組んでいる仕事も半分バカにした目で見ている。
でも仕事は仕事だ。アンドレアは今の仕事を頑張ろうと思うが、編集長ミランダの専制君主っぷりはハンパなかった。
彼女の命令は絶対。しかもその命令が超理不尽。
朝イチのコーヒーはミランダの到着きっかりにテーブルに置かれていなければならない。だからいつ彼女が来てもいいように朝何回もスタバに買いに行き、冷めたらまた買いに行く。
ミランダのデスクに置く新聞と雑誌は並び順も、並べる間隔まで決まっている。
彼女が自分の二人の娘たちのために『未発売のハリーポッター最新刊を2冊手に入れろ』と言ったら、アンドレアは死に物狂いで出版社に交渉して門外不出の最新刊を手に入れなければならない。
とても自分のキャリアアップに繋がるとは思えないくだらない仕事ばかり。だから彼女はミランダを罵り、見かけばかりに血道を上げる同僚たちを軽蔑する。
だがそんな彼女もある日を境に少しずつ『ランウェイ』の世界に染まっていく。
いつも地味で無難なGAPばかり着ているアンドレアに同僚が『ランウェイ』のサンプル置き場からこっそりくれたプラダのスカートとタートルネック。そしてふくらはぎまであるプラダのブーツ。
着ていく服がなくて、とうとうそれを身に着けて出社した時からアンドレアは変わり始めた。
ミランダの電話一本で友人や恋人との約束もドタキャンして駆けつける。休みも返上で仕事。恋人の誕生日にも仕事。
責める恋人や友人にアンドレアは叫び返す。「わかってるわよ。でも仕方ないじゃない。ミランダがそう言ったんだから」
いつの間にかアンドレアも、あれほどバカにしてた「ミランダの下僕」「ファンションの虜」になってしまっていることにアンドレアだけが気づかない。
彼女が体験する現実離れした『ランウェイ』の世界は、読んでいてとても楽しい。
でも仕事に追われて家族や友達に責められ、どうすればいいのかわからなくてただ無我夢中でひた走るアンドレアの混乱ぶりに、いつしか読んでるこっちまで巻き込まれて息切れがする。
そしてアンドレアも自分もヒーハーしてる時に、ついに、とうとうアンドレアの決断の時がやってくる。
正直映画版でのアンドレアが決断した理由にはあんまり納得がいかないので、ラストのスカッと度は、私は映画より原作の方が上だと思うな。
以下ネタバレをちょびっと含む感想。
私は『仕事と家庭、どちらが大事か』というテーマがあんまり好きじゃない。だって『どっちも大事だ』としかいいようがないからだ。
映画版でアンドレアがあのタイミングで仕事を放り出したことに私は納得がいかない。もちろんミランダが自分の地位のために長年ともに働いてきた部下を裏切ったことが許せないという気持ちはわかる。でも、それでもアンドレアは仕事でパリまで来たんだから、少なくともその仕事だけはきちんと終えてNYに戻ってから辞めるべきだったと思う。
突然仕事を放り出して帰国するには、あれでは動機として弱いし、ただの無責任な人にしか見えないのが残念だった。
(まあ、あのタイミングで辞めたからこそドラマチックになったんだろうけど)
でも原作では彼女が仕事を、ミランダを放り出す理由が、親友の生死に関わることだったから、そしてそんな時にミランダがアンドレアに言いつけた無理難題があまりにアホすぎたから、アンドレアが『クソくらえ!』って叫んだ時に『よくぞ言った!』って思えた。
でも映画には映画のよさがあって、アン・ハサウエイが着こなす夢のようなドレスの数々(シャネルのロングネックレスをした膝丈の白黒のワンピースとランウェイの記念パーティの黒のドレスが特に素敵だった)と、ミランダ演じるメリル・ストリープのかっちょよさは映画ならではでとても好きだ。
Posted by ブクログ
おしゃれに興味のなかった女の人が、
ファッション誌の仕事に就いてみるみるうちに変わっていく話です。
作中ではブランドの名前も出てくるので、読んでいて面白かったです。
そして、主人公が変わっていく様子が読んでいて爽快でした。
やはり、ファッションにかかわる仕事は大変でもやりがいがありそうだなと思いました。
Posted by ブクログ
この本は、DVDでも見たことがあるんですけどある地味な女が会社に勤めるようになりその会社の社長に目をつけられお洒落や仕事に毎日大変な仕事をこなしていく話です。
Posted by ブクログ
この本は、大学を卒業してジャーナリストを目指しニューヨークに来たのに、
なぜかニューヨークの一流ファッション誌ランウェイの編集長アシスタントになってしまう話です。
そこではカリスマ的な編集長のミランダがいて日々こき使われたり…
私は雑誌の編集者に興味があったので、
裏の事情みたいなのも知れたりしたので勉強になりました。
それにどんなにオシャレに興味がなくても
女の子はやっぱりオシャレすることには何かしら関心があるんじゃないかと思いました。
あとこの本はいろいろなブランドもでてきてファッションにすごく興味がある人にはぴったりな本だと思います!
Posted by ブクログ
映画を見て、すごく面白かったので本も読んでみました。映画と違って雰囲気も変わってなかなか読み応えがありました。
とくに服にもメイクにも興味がなかった主人公がファッションの仕事に受かり、仕事をはじめ、どんどん変わっていく姿がとても面白かった。
そんな姿を彼は納得がいかず関係が崩れてしまうけど、最後にはここの仕事で学んだことを生かし次の仕事を見つけ前の主人公とは違いとてもキラキラしていて
読んでいて自分の生き方の勉強にもなった。
Posted by ブクログ
「恋愛にどうしてそんなにたくさんのルールを設けるのよ」彼女は即座に言い返した。
「先を見越してなにもかもきちんと計画を立てて、自分を規則でがんじがらめにする生き方のどこが楽しいの?すこしは人生を楽しまなきゃ!感じなきゃ!スリルに満ちた人生もいいものよ!」
Posted by ブクログ
映画を見てから気になって手に取った一冊。
衣装なんかはやっぱり映画で見るほうが楽しいかな。
ただ、原作の方がミランダの悪魔っぷりが際立ってます。