【感想・ネタバレ】神田橋條治 精神科講義のレビュー

あらすじ

1986年から2011年まで、26年間にわたって行なわれた精神科病院での講演録。現場の臨床の真っ只中で常によりよい治療に向けての工夫を重ねてきた著者の、新しい技法発想の萌芽と展開が一望でき、多数の著書の解説としても読める。「誤診と誤治療」をはじめ、「精神療法におけるセントラルドグマの効用」「問題点の指摘の仕方」「臨床力を育てる方策」「フラッシュバックの治療」「双方向性の視点」「治療者の偏見」など、どの講義内容も示唆と警鐘と破格におもしろいアイディアに満ちている。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

朝倉記念病院での神田橋先生の講演集。「神田橋先生の名人芸」、「神田橋マジック」の文言あり。
まさに仙人、魔法使い。分厚い本だけど興味深く読めた。

・「相手にとってもよい時間が関係が過ぎていたのじゃないのかなあ、そうあってほしい」と願いながら、祈りながら、皆があの子に関わってきた、気にしながら関わってきた、そこから生まれる謙虚な優しさが相手を大切にする工夫の要点

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2025年08月05日

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