あらすじ
《対人関係療法でなおすシリーズ》の3冊目。「双極性障害」(=「躁うつ病」)とは、気分の高揚とうつ状態とが繰り返し訪れる病気である。単極性のうつ病と誤診されたためにうつがなかなか治らなかったり、病気ではなく性格の問題だとされて、きちんとした治療を受けられずに何年も過ごしている患者さんも多い。また、きちんと診断されても、これまでは薬物療法しか有効な治療法がなかった。本書では、「対人関係」と「社会リズム」という、この病気を発症させる二つの大きな要因に焦点を当てて、薬物療法以外に、自分自身でコントロール可能な方法を日本で初めて紹介する。
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Posted by ブクログ
双極性障害への理解が深まった。対人関係・社会リズム療法の有効性も説得力があり、試してみたいと感じた。自分1人で取り組むのは難しいので、対人関係・社会リズム療法を提供している医療機関をインターネットで探してみたが少なく、自由診療となり、ハードルが高い。
Posted by ブクログ
当事者の人、ご家族、医療関係者、そして多くの人に読んでいただきたい。病気への理解が広がりますように。
合う合わないがあると思います。まず一読してから。
Posted by ブクログ
双極性障害は、遺伝子が関係する脳の病気であり、基本は薬物療法となる。加えて、基本的な生活リズムを、社会関係にといても構築する「社会リズム療法」と、「対人関係療法」を説明した良書。
<シリーズ対人関係療法>の第三弾である。
内容は、双極性障害の基本とそれに対する薬物療法の基本をまとめており、その上で社会リズム療法、悲哀、役割の不一致、役割の変化、対人関係の欠如、の4点を中心に対人関係療法をまとめており、最終章で対策チームについてまとめている。
社会リズム、対人関係療法についての入門書が少ないので、興味がある人は読んでみても損はしないと思う。
Posted by ブクログ
双極性障害に対する社会リズム、対人関係療法についての、ご家族向けの本。
双極性障害で特に知っておくべき注意事項、ポイントが記載されているが、実際の運用の詳細については『「対人関係療法でなおすうつ」を参照ください』と肩透かし。しかし、分かりやすくまとまってはいると思う。
Posted by ブクログ
双極性障害について、本人のみならず
周りで支えてる方向けにも書かれた本です。
非常に読みやすく書かれています。
しかし、肝心な内容になると「対人関係療法でなおす うつ病」を
読んでくださいと、姉妹書を読むように書かれているので
これ1冊では、詳細を理解することはできません。
更に、どのように治療するか?ということについても
詳しくは掲載されていません。
結論は、その人に合った社会リズムを守ること
と書いてあるだけです。
はっきり行ってしまえば、書店でさっと流し読めば十分だと思います。
期待していただけに、非常に残念な本です。