あらすじ
自己表現が苦手な日本人なら、対人関係にまつわる悩みは誰にでもあるはず。日常のちょっとしたコツをわきまえて、じょうずなコミュニケーションのノウハウを身につけましょう。本書で取り上げる「対人関係療法」は、短期対人関係療法という特別なかたちのものです。もともとはうつ病の治療法としてアメリカで開発されたものですが、認知療法とともに効果が実証されている数少ない精神療法のひとつで、最近は摂食障害やPTSDなど、さまざまな治療法として活用されています。
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Posted by ブクログ
本屋でフラフラしてたら見つけて思わず買った本。水島広子先生の本としては2冊目です。
対人関係療法を一般の人向けに実用的に書いていて、すごくわかりやすくて感動しました。
対人関係療法を学ぼうと思って読み始めたのですが、読んでいるうちに不思議と癒し効果がありました。
自分の周りの人たちを3つの群に分ける。
第一層「重要な他者」配偶者、恋人、親、親友
第二層「友人、親戚など」
第三層「仕事上の人間関係など」
その中で優先順位をつけながら、人間関係を整理して不和やズレを検討する。
ズレを認めて、段階を見極め、再交渉したり、行き詰まりからコミュニケーションを始めたり、離別したりする。
いろいろな人のストレスケースが、書かれていて、その人の名前のつけ方が面白い。(すぐ「かっ」となるからカットさんとか。)
心の健康のためには第一層の人たちとどう上手くつきあうかということであるということを再認識させてくれました。