あらすじ
蓮華王院・通称三十三間堂。柱と柱の間隔3・6メートル、柱の数は片側三十四本で、その全長120メートル。この120メートルを、手前から向こうまで廂にも縁にも当てないで矢を通す「通し矢」という競技が、昔武士の間で命懸けで行われた。各藩の意地や面目のために、幾多の豪傑たちが苦闘を強いられていく。紀州藩の下級武士の子・星野勘左衛門を通して描く、大傑作長編時代劇!!「第四章」「第五章」を収録。
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意地と狂気
競技と化した「通し矢」は、藩同志の狂気じみた意地の張り合いになっていく。
それにしてもこの大矢数の記録、凄まじい。13,053本中通し矢8,133本というが、
正確に24時間だったとして、平均して6秒ちょっとに1回弓を引き続けるペースである。
鍛え抜いた人間にはそんなことができるんだろうか。驚愕。
内容は良いが
ページの飛びが多数あり、話が分からない部分があります。
最後のページも尻切れ状態。
電子書籍として販売するならば、ページのチェックは基本だと思います。