【感想・ネタバレ】ソーシャルデザインのレビュー

あらすじ

社会の問題は、楽しく解決できる。

毎日の暮らしも世界の問題も、たったひとつの思いつきで「楽しく」変えられる。
おばあちゃんを元気にするニットブランド、街を賑わす「うわさ」の貼り紙。
月間読者12万人、毎日更新されるいま大注目のウェブマガジンを営むグリーンズが、社会を変えた伝説のアイデアを世界中から紹介。
これからの街づくり、子育て、エネルギー……「自分ごと」で未来の社会をつくるためのヒント集。
話題の実践家、山崎亮、山口絵理子、井上英之各氏のインタビューも収録。
「これからのアイデア」をコンパクトに提供する新シリーズ〈アイデアインク〉第2弾。
画期的なブックデザインはグルーヴィジョンズ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

Q1 未来はもっと素敵だと思いますか?
Q2 自分の手で、未来をもっと素敵にできると思いますか?
という問いかけから始まる本書。

「社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みをつくること」=「ソーシャルデザイン」をキーワードに、私たちの暮らしと世界を変えるグッドアイディアを紹介してくれる。

そう、社会の問題は、楽しく解決できる。
自分の手で、未来をもっと素敵にできるのである。

事例とともに、次の一歩を踏み出すために用意されている、7つのTIPS。
① 社会的課題を「自分ごと化」する
② ホリスティックに状況を捉える
③ 「これからの◯◯」を想像する
④ 一石二鳥以上のグッドアイデアを考える
→サプライズがある、
→思いやりや愛がある
→社会問題を一気に解決する
⑤ 思いつきをカタチにする
⑥ 雨ニモ負ケズ、プロトタイプを繰り返す
⑦ 座右の「問い」で自分を振り返る
→本当にこれやりたいの?
→好きだった自分ってどんな自分?
→それは本当に地域の人のためになることか?

ワクワクするようなアイディアが多く、サクサクと読み進めながら、多くのヒントをもらえる本であった。

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2020年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

社会の問題を「楽しく」解決する。そんなアイデアを集めて紹介するサイトGreens.jp。ここは同じシェアオフィスに席を置く、ご近所さんでもあるので親近感が湧きます。30代の彼らの環境や社会への意識の高さと行動力にはほんとうにかなわない。素晴らしいことだと思います。
この2冊の本で紹介されているたくさんのアイデア。どれも秀逸で、心が浮き浮きするような楽しさ、悪戯心、思いやり、そして継続可能なビジネスとしての発展性に富んでいます。僕が今まで広告やプロモーションの世界でやろうとしてできなかったことが次々に実現しています。ボランティアでなく、きちんとビジネス化しているところがすごいのです。
例えばおばあちゃんを指名してニットをカスタムメイドする「ゴールデンフック」。そこには孤独な老人が再び社会と関わりを持ち、ユーザーとの結びつきを得る。ユーザーとしても自分だけの「おばあちゃん」ができる。コストとか製品のデザインやクオリティだけじゃない、もっといろいろな問題を一気に解決するパワーがあるアイデアです。なにしろ「愛」がある。優しい気持ちになれる。
他にもバングラデシュのジュートを使って現地生産し、直売する「マザーハウス」の山口理絵子さんや日本各地の地域振興を手掛ける「コミュニティデザイナー」の山崎亮さんなどの有名な方も登場しますし、海外からはロンドンで始まった「ゲリラガーデニング」やホームレスにコートを贈る広告「The Warming Hunger」など、スマートで洒落たアイデアも紹介されています。
世界で、同時多発的に盛り上がってきたソーシャルデザインというムーブメント。どうもバブル世代ということで今ひとつこの流れから阻害されているように感じる私たち40代ですが、勇気を出してこの世界に踏み込んでいきたいと思います。もっと自由に、自分を解放して進めたらいいなぁと、この本を読んで勇気が湧いてきたように思います。
アイデアはある。でも資金を集めて人を集めて実行する。その行動力が自分には足りないと、痛いほど感じます。もちろん家庭とか、生活とか考えなくてはならないことはあるのだけれど、今までの経験を活かすことができれば道は開けると信じて進んでいこう。
とりあえず、次回のGreen Drinkには参加しなくちゃね。今年はもっともっと人とのつながりを増やしていこうと思います。笑顔を忘れず、繋がっていきましょう。

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2013年05月03日

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