【感想・ネタバレ】民主主義の条件のレビュー

あらすじ

大人が学んでおきたい「政治のしくみ」基礎のキソ。
民主主義の根幹を、サントリー学芸賞受賞・新進気鋭の政治学者が一からわかりやすく解説する。
日本政治をリアルに理解するための新常識が、この1冊に凝縮!

・そもそも選挙で「いちばんいい候補」を選べるの?
・自民党はなぜ強いのか?これからも強いのか??
・なぜ、町村議会議員は「無所属」ばかりなのか?
・18歳が選挙権を持つってどういうこと?
・ダメ党首を辞めさせるには?
・参議院っていらなくない?
・どうして「高齢者」と「農村」が優先されるのか?
・「AKB総選挙」とふつうの選挙の共通点は?
・「統一地方選挙」って何の意味があるの?

読めば、こんなソボクな疑問もスッキリ解けて、
明日からニュースの見方が変わる!

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Posted by ブクログ

多数派をいかに形成するかという視点から、政治の基礎について論じた入門書。
構成は、現在の選挙制度について概観し、その問題点を洗い出し、ついで政党組織が組織化が徹底されていないことを指摘、続いて他の機関との権力分立について一瞥したあと、選挙管理について触れ、最後に選挙制度改革について必要だと論じている
現在の選挙制度の問題点は、多数派の形成が行われないことであり、多数派の形成のためには、政党組織を強化し、そのためには、選挙制度改革が必要だとの主張がされている。多数派の形成は民主主義において必須なので、この観点から制度について明確に論じられている点が良かった。
加えて、触れづらいとされてきた選挙管理について、言及されている点が個人的には高評価。選挙管理もより良い民主主義の実現に寄与する制度だからである。

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2015年04月25日

Posted by ブクログ

関心領域の初学者向けは読むべきか問題。良い入門書でしたのでぜひ。
民主主義をいかに実現していくか、という上で、選挙制度はもちろん選挙事務にも相当左右されるので、決定に少しでもノイズが入ったりするものにしてはならないが、どのような点でノイズが入りうるか、といった話。

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2015年04月08日

Posted by ブクログ

よりよい民主主義のために選挙制度や政党などの問題を提出していた一冊、初めてこのような本を読んだから、僕の政治入門書ともいえる

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2021年12月01日

Posted by ブクログ

現代日本の民主主義の問題点を選挙制度と政党制の面から分かり易く説明している。
著者の主張する政党の情報公開は必要性は賛同できる。
政党補助金を受けているなら当然、政党内の議論も公開し有権者に示すべきだ。

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2017年03月09日

Posted by ブクログ

選挙制度、政党組織、権力分立、選挙管理に焦点を当て、政治に対して「納得」できる仕組みとはいかなるものかを考察している。特に、政党の役割を重視しているのが本書の特色である。
本書を読んで、制度によって政治の帰結がいろいろ変ってくるということがよく理解でき、制度の可能性を感じた。特に、「架空転入」の問題など、選挙管理への着目は目から鱗だった。
地方政治における政党の要素を強くするべきといった著者の主張に賛同できない部分もあったが、本書でされているような議論は今後の選挙制度改革や政党制度改革の基盤となるべきものであると思う。

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2015年06月27日

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