あらすじ
どの時代にも、市場の中で希少なものが、高く評価される。IT全盛の現代にあって、あらゆる人間の能力の中でも、創造性が、もっともデジタル・テクノロジーでは再現されにくい。創造性とは何か、何かを生みだすときに脳の中では何が起こっているのか、どのようなことを心がければ、創造性が評価される時代に、輝くことができるのか。本書はさまざまな角度から、その基礎となる知恵、実践すべき方法を論じている。創造性は一部の天才の特権ではない。それは、誰にでもある。日常の何気ない会話が、すでに創造性の萌芽である。はじめは、ぎこちなくてよい。むしろ、ぎこちなさこそが、過去の自分を超え、新しいことに挑戦していることのひとつの証拠でもあるのだ。著者自らの体験に基づいて語る、創造的であるための考え方と実践のヒント。
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Posted by ブクログ
脳科学について、というよりは創造性についての茂木先生の考えをまとめた本でした。ああ、そうだよね、と思うところと、うん?どういうことかな?、と思うところもあり、また時間があったときに読み直してみたいと思います。
今流行りのディープラーニングについての考えをお聞きしたかったけれども、そのジャンルにおける著作もあるので、そっちを読もうと思います。
創造性について、キチンとした学問的な用語で書かれているので読むのが大変でしたが、結構面白かった。でも、脳科学的な知見を紹介するのなら、論文の引用をして欲しかったところもあるのですが、そこは脳科学者としては基本なのかな。もっと勉強します。
Posted by ブクログ
この本はシンプルに面白かった。
良く「コンピュータは人間を超えられるのか」という議題があがることがあるが、その決定的な回答を貰ったような感覚を得ることができた。
つまり、「チャレンジし続けること」、それが人間として一番健全であり、生きる喜びになり得るということ。
うまく表現できないが、「スッキリした」感覚があります。