あらすじ
俺、谷本紅葉は官能小説家。なのに、どーしてもエッチシーンがうまく書けない。それはエッチの経験がないから?幼なじみで一番の読者・龍に相談すると、「じゃあ俺としようぜ?」ってエッチなことされちゃって…!「気持ちよくしてくれりゃ、だれでもいいんだろ?」なんて、ずっとずーっと大好きだった龍に言われてとってもショック。でもカンジちゃって…俺、どーしよう!?
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Posted by ブクログ
谷本紅葉は、官能小説家。
誰に強制されたわけでもなく、昔読んだ官能小説に影響されて、自分もそんな小説が書きたいと思ったのが始まりだった。
けれど、紅葉はどうしてもエッチシーンがうまく書けない。そしてそれは、自分の経験不足が原因なのかと思い悩む。
それというのも、紅葉にはエッチの経験がまったくない。
好きな人以外とエッチをするなんて紅葉は考えられなくて、けれど紅葉の好きな人は、高校の同級生で男。報われるはずのない想いに、紅葉は諦めていた。
けれど、その彼、桂龍は高校を卒業してお互い社会人となった今も親友で、週1回紅葉の家にご飯を食べに来ていて、紅葉の作品の一番の読者だった。
そんな龍に相談すると「じゃあ俺としようぜ?」と言われ、エッチなことをされてしまう。けれど、「気持ちよくされてくれりゃ、だれでもいいんだろ?」と言われて紅葉はショックを受ける。
しかし、大好きな龍に誘われて紅葉が拒めるはずもなく……
という感じでした。
紅葉はあれだけ龍が少し遠まわしに言っているのに、どうしても龍の気持ちが伝わらない少し鈍感さん。
けれど、官能小説家だけあって(?)度胸はあるので、天然に龍を誘うようなことを言ってしまう。
けれど、龍が肝心なことを言わないので、紅葉は自分は性欲処理の道具なんだと勘違いしたままで……
というようなお話。
「調教中」と結構過激なことを書いてありますが、がっつり「調教」というようなことはなく。
知識はあるけれど、実践が何もない紅葉を龍がうまく丸め込んだり、ちょっと騙したりしながら身体の関係を持って、自分の家に連れてきて半同棲状態にしたりして……というような状態でした。
じょの手の「調教」から思い浮かぶようなことは何もありませんでした。
なので、そういう過激なのを期待すると拍子抜けだと思います。
普通にラブラブ小説(受けがちょっと天然)を読みたい人にはオススメです!