あらすじ
救いたい人たちがいる
たとえ世界が目を背けても
ルワンダの悪夢 は隣国コンゴで続いていた……。
第二次大戦以降もっとも多い540万人の死者を出し、
今なお暴力の嵐が吹き荒れるアフリカ大陸の奥地 。
そこには虐げられた無数の女性たちがいる。
蔓延する性暴力、偏見と孤立、絶望的な貧困、民兵の脅威……。
繰り返される悲劇を止めるべくたった一人で立ち上がった著者が、紛争地で見た真実とは。
想像を絶する運命に抗い、強く生きようとする女性たちの
哀しくも美しい姿を描いた心ゆさぶるノンフィクション。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
目をそむけたくなるくらいの現実を見てしまった時
知ってしまった時
ーどーせ 私ひとりが何かをしても世界は変わらない
そんな想いを抱くのは 逃げられる場所があるからだと思った
~救いたい人たちがいる
たとえ世界が目を背けても~
そんな想いを抱えて リサは走る
どうにもならない現実
自分だけではどうにもならない現実
紛争地コンゴで見た現実
壊れかけた心を抱え 制御不能になりそうになる
しばしの休養をとろうとやってきたナイロビ空港のカフェで
隣の席から聞こえてきた
「一番ショッキングな出来事について」の会話
「あんた、何寝ぼけてんの?アフリカで遭遇した1番ショックキングな
出来事がそれなわけ?!」
本の世界に入っていた私でさえも
リサの見ている現実と他の人の見ている現実に
泣き出したくなった
泣いても心が折れかけても
ただ 走り続ける
救いたい人たちがいるから
~*~*~
お金を募金して終わりではなく手紙を出すコト
手紙が現地で生きる人の支えになるのだというも知った