【感想・ネタバレ】古田式・ワンランク上のプロ野球観戦術のレビュー

あらすじ

「野球」ほどプロとアマの観方が違うスポーツはない! 球界一の理論派・古田敦也が、自身の選手、監督、解説者としての経験を元に、野球観戦のレベルが格段に上がる「コツ」を、自身が対戦した名選手、現役の名選手のプレースタイルを分析しながら、野球未経験者にも理解できるようイラストを多用し、わかりやすく伝授する。これを読めば、一つの三振、一つのファウル、一つのヒットに対する「観方」が確実に変わります。テレビ、球場での観戦を10倍面白くする、野球ファン必携の1冊。 ●良いピッチャーかどうかは「バント処理」を観ればわかる ●カウントの有利不利の法則 ●斎藤雅樹、三浦大輔、上原浩治、ダルビッシュ、マー君が「一流」の理由 ●ボールを悠然と見逃せるかどうかにバッターのレベルが出る ●ファウルを「危ない」と見るか「良し」と見るか ●落合博満との対戦で悟った「プロの仕事」 ●イチローと青木宣親はポテンヒットを「あえて」打つ ●私を首位打者にしてくれた「球を読む」技術 ●捕手が対戦相手を「見る」ことでわかること ●バッターが必ずする「ある動作」の速度で好不調がわかる ●日本人内野手全員がメジャーで「二塁手」になってしまう理由 ●名監督とは? ●監督の仕事は「やりくり」 ●監督が「打順」を変える理由……などなど。

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Posted by ブクログ

元ヤクルトの選手・監督を務めた古田敦也の野球を深く見る観戦術を指南した一冊。

実績があるキャッチャーだけあって、わかりやすくかつ具体的で勉強になった。

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2020年03月14日

Posted by ブクログ

ヤクルトスワローズで長年にわたって捕手として活躍し、プロ野球界を代表する選手のひとりである古田敦也氏がプロ野球の観方を自身の観点を交えて解説した一冊。

投手、打者、守備、監督と4つのカテゴリーを球界でも屈指の名選手として挙げられる氏の解説は大変参考になることが多いものでした。
読んでいて、配球や守備シフトなどはデータによる傾向などから緻密に計算されていることを知り、これからプロ野球を観戦する際のワンプレーに注目する視点が生まれました。
アマチュアとプロとの違いを指摘されている部分も多くありそちらも参考になりました。
特に守備のシフトの部分に関しては球場でしか味わえない醍醐味であり興味深いものでした。

普段何気なく観戦しているプロ野球の奥深い世界を知るとともに選手がここまでのことを考えてプレイしていることに感嘆した一冊でした。

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2017年07月13日

Posted by ブクログ

プロ野球ファンの歴史はのべ15年くらい?の私でも知らない沢山の事が分かって面白い。電子書籍で買おうかな。古田はやく球界に戻ってきて~。

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2017年06月28日

Posted by ブクログ

ワンランク上の観戦方法を紹介した本。
ピッチャーの観方、バッターの観方、守備の観方、監督の戦術の観方の4つの章からなっている。
私のように野球観戦はするけれど、そこまで詳しくないという人にも、野球経験のある通の人にもためになる面白い内容だと思う。
特に興味深かったのは「三浦大輔の積極的バッター対処法」や「サードランナーの基本的スタンス」の項である。
三浦投手と対戦する左バッターが打つ、一塁線、あるいはライトスタンドへの強烈なファウルボール。これは、ボール1個分インサイドに入ってくるため、芯で当てるには投手寄りでさばかなければならなくなり、バッターがボールを思い切り引っ張ってしまうから起きる。つまり詰まった打球になってしまう。これを踏まえると、左バッターが打つ強烈なファウルボールは、「危ない」ではなく「さすが」ということになる。(p60)
そんな観方ができるようになったら、より楽しく観戦できると思う。

1死三塁や一・三塁の場合、内野ゴロゴーが出ることが多い。もし、三塁ランナーが三本間で挟まれても、粘ればその間にバッターランナーが走り、2死二塁になる。
このとき、サードランナーが走らなければ、同じ2死でもランナー三塁じゃないかと考える。
しかし、プロでは2死二塁と三塁はそれほど変わらない認識である。(p144)
この認識に驚いた。

他にもたくさん面白い話があったけれど、特に印象的だったのは上記の内容。
分かりやすい解説は、さすが古田さんである。

実践的なこも多々出てくるので、野球をしている人には特におすすめしたい。

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2016年02月12日

Posted by ブクログ

興味深く読めた。
普段球場には足を運ばないしテレビ観戦でも漠然と見ることの多かった自分には、そうなのかと思うようなことが多かった。
投手の投球フォームごと、また右投げ左投げ、右打ち左打ち、変化球の種類、守備について、監督の仕事や作戦などについて書かれている。
ページ数はそれほど多くはないのでいずれも簡潔だが、自分のような知識のない人間にはそれでも面白く読めた。
サイドスローの選手にとって落ちるボールがこれほど重要とは。

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2015年10月28日

Posted by ブクログ

面白かった。野球選手を走・攻・守から俯瞰的に観るコツや一流選手のやっているプレーの数々を丁寧に解説していて実際に球場に足を運んだ際に愉しめる内容になっています。

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2015年04月04日

Posted by ブクログ

題名通り、野球観戦をするときの見どころ解説書だった。もうちょっと自己啓発な話かと思ったら、本当に野球(観戦)好き向けの本だった。

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2018年05月27日

Posted by ブクログ

野球をより深く観戦するための着眼点について、投手、打者、守備、など大きなテーマごとに説明した本。野球はテレビや球場でよく観るけど、より深い視点で(投手と打者の駆け引きや心理、打者と守備体系の関係など)観てみたいと思っている人には丁度いいレベルの内容。
ピッチャ―のタイプの違い(オーバーハンドとスリークォーター)による変化球の違い、右打ちと左打ちの有利不利、守備における利き手の関係など、野球のルールは知ってるけどそれは知らなかった、といったトピックスが分かりやすく解説されています。私的に一番「なるほど!」と感じたのは「何故以前よりもカーブを投げる投手が減ったのか」という部分。確かに最近は変化球と言うとまずスライダーという感じですよね。
配球とかピックオフプレーとか細かい事を突き詰めればもっと分厚い本になると思いますし、そういう事まで知りたい人は野村克也氏などのより詳しい本を読まれたらいいのではと思います。

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2016年02月19日

Posted by ブクログ

特に「ピッチャーの観方」がためになりました。オーバースローからアンダースローに至るまで、その特徴がよく分かります。

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2015年04月05日

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