あらすじ
数千年の叡智を、誰にでもできるシンプルな「型」に凝縮した齋藤式呼吸法を実践することで、精神が安定し、集中力が増し、疲れにくくなる。呼吸を通じて自己を高められる一冊。
※本書は、二〇〇八年刊行の角川文庫『呼吸入門』を再編集し、はじめにを加筆したうえで、新書化したものです。
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Posted by ブクログ
普段何気なくしている呼吸を見つめ直す機会になった。
スポーツでも生活でも何気ないところと
呼吸はすごく密接に関わっている。
当たり前だけど振り返れた。
日本は息の文化があったと書いていて
禅も武道も確かに息と精通している。
そして、無性に弓道をしたくなった。
作者の言う
三・二・十五の呼吸法も試してみると
何かスッキリしたような心地がした。
"大きな世界と自分という存在はつながっているのだ」ということを呼吸はわからせてくれる"
と書かれていた。
呼吸は動物も植物も、きっとすべてのものがしている。
呼吸をすることですべての生命の力を感じることができて
そこからパワーをもらえるような気がする。
呼吸を調えることは気持ちを調えること。
呼吸入門とは呼吸という精妙な生命の働きの不思議さに心打たれ、自分の息を見つめ直すこと。
呼吸という当たり前のことを見直して技にすることで
大きな力が漲る気がした。
内容とは直接関係ないが齋藤先生の引用力には驚いた。