あらすじ
ビームス、吉田カバン、レストランひらまつ、ジャパネットたかたなど、確固たる地位を築いた企業たち。その真髄はぶれない経営にあった。日本で独自のブランドを育てた8社の経営者がその秘訣を語る。
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Posted by ブクログ
経営者がどのようなことを考え実践しているのか、複数の経営者の話を聞ける中で何か得られるか、と思って手にした本です。
期待をはるかに上回る内容の価値を感じました。
吉田カバンの鞄、欲しくなりました。
星野リゾートのホテル、泊まりたくなりました。
亀田総合病院、両親がもし入院することになったら、ここは
一休.com、このサイトを利用して、高級旅館に行ってみたくなりました。
このような気持ちを抱くことができる経営者の経営、やはり卓越したものがあると感じます。
それは何か、やはり思い、やり遂げるという覚悟がその主たるものと感じます。
いずれにおいても、しっかりとした軸があることが感じられます。
だからこそ、ブレない経営という書名なのですね。
エネルギーをもらえる1冊です。
Posted by ブクログ
『経営』って、その人が何がしたいか、如実に出るんですね。
・メイドインジャパンにこだわる吉田カバン。
・誠実さを一番と考えるジャパネットたかた
・楽しんで商品開発をするフランフラン
どれをとっても、経営者の考え方が色濃く反映された商品や組織だったりすることを改めて認識させられます。
メディアを通してだったり、客の視点としてしか捉えたことのないブランドが、経営者の言葉と見事に合致するのを体感できると、トップのストーリーテラーの能力がこれからは大きく必要になると再認識させられます。
Posted by ブクログ
著者が日本を代表する企業の経営者8名に直接インタビューを行い、
それをサマリーし、ポイントや所感をまとめた本。
8社の経営の共通点がタイトルである「ぶれない」こと。
この詳細については、後書きに詳細に記述されていてわかりやすい。
特にブランドに通じる話だと感じた。
更に、当然それぞれの話からも、様々な知見が得られる。
個人的に印象に残ったのは以下の点。
・吉田輝幸氏(吉田カバン)
理念に沿わない売り方(安売り)は決してしない
・高田明氏(ジャパネットたかた)
自前主義のメリットは自社で責任を持ってお客様対応できること
・星野佳路氏(星野リゾート)
会社にリスクがあっても、社員がつらくても、やるべきことをやる
・高島郁夫氏(FrancFranc)
お客様に楽しさを提供するには、社員が遊んでいないとだめ
・亀田信介氏(亀田メディカルセンター)
かえるべきはストラクチャー
・森正文氏(一休.com)
企業にもダーウィンの進化論は当てはまる
・設楽洋氏(BEAMS)
自社のあるべき姿を社員一人一人が言えない会社はだめ
・平松宏之氏(レストランひらまつ)
職場は自己表現の場。だからこそぶれてはいけない
しかし、一方で、一人一人の話が薄く、浅くなりがちなのも事実。
一人の話をより深く、より広く知りたいという欲求に駆られるのは、
本書に書かれていることが正鵠を得ているからではないだろうか。
Posted by ブクログ
時代の変化に対応するには、今ある現実の中で最善を尽くすこと
自社の商品やサービスのことを知り抜いており、それ以上に顧客のこと、わ社員の誰よりも考え抜く