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Posted by ブクログ
藤原伊織の作品は全部読んでたと勝手に思ってたのだけど。すっきりと自暴自棄なオヤジと、すっきりと陰のある女性たちが出てくる中編集。本筋からしたらたぶん要らない要素がかなり印象的で、特に「まぼろしの虹」で出てくるおでんの描写は、梅雨時だけど本当に食べたくなる出来。傑作「テロリストのパラソル」のホットドッグと合わせ、この人グルメライターになっても成功しただろうなあ。
Posted by ブクログ
藤原さんの小説は、男のロマンが感じられるハードボイルドで、それが鼻につかず心地好い
きっと文章が美しいのでしょうね そして登場人物に好感が持てる
今回は短編だったので、あっという間に読んでしまう読みやすさ
ダナエというのはエルミタージュ美術館にあった破壊された絵のことで
その絵のもつ物語と関連しながら実際の事件が解決されようとするのだけれど・・・
推理小説なので、いや、どんな小説は読んでも結論は言っちゃいけないですね
稚拙な言葉ですが、おもしろかったです