あらすじ
「経営者の心を自分の心として」働く従業員に支えられ繁栄を築いた日本経済。しかしその比類なき人事システムも、世界全体に流れる自由化路線の中で硬直化し、日本企業を衰退の道に導きかねない。柔軟な思考と発想で新しい経営環境に適応し続ける「異質」な人材を、いかに発見し、育てるか。抜群の先見力を誇り、「異を唱えることを恐れるな」を自ら信条としてきた著者が説く、実践的組織論。
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Posted by ブクログ
異端と個性について知りたくて読書。
プラザ合意の1985年。オイルショックを乗り越えたあたり。
「ヤマカン」という言葉が頻繁に登場する。自分の直感や判断を信じて人と横並びすることから脱することが重要だと読み取る。
陰口や後から文句を言うのではなく、その場で意見すること。意見しても嫌われたり、村八分とならないために品格や人徳を磨き、敵を作らないようにバランスを保つこと。
自分の意見や通しつつ、敵を作らずに、協力者を増やしていくことがこれからの課題だと思う。30年前でも現代でも人間そのものは変わらないから。
読書時間:約40分
本書は香港のトマトブックスで購入しています。