あらすじ
基本的なビジネス戦略を学びたいけれど、難しい本は読みたくない。そんな人たちに、もしドラ、長崎ちゃんぽん、ヒートテックなど身近な商品を通して説明する。あの商品にはこんな戦略が!?
【目次】
Chapter1 環境に負けない
01 「健康な生活」を提供したタニタのコンセプト戦略
02 「2位じゃダメなんでしょうか?」とは妥協しない宝島社の1番戦略 ほか
Chapter2 顧客を決める
08 「朝専用」でヒット! ワンダモーニングショットのセグメンテーション戦略
09 「紅茶」という枠をはみ出したエスプレッソティーのターゲティング戦略 ほか
Chapter3 価値を生み出す
12 顧客を知ることから始めたカゴメのマーケットイン戦略
13 ただ冷やしただけで売上2割増!? キットカットのプロダクトアウト戦略 ほか
Chapter4 価格を決める
20 値段を変えないためのプリウスの適応型プライシング戦略
21 楽天市場を猛追するYahoo!ショッピングのフリー戦略 ほか
Chapter5 商品を仕掛ける
26 ジョブズ亡き今も勝ち続けるアップルのプレイス戦略
27 異色のタッグがうまく噛み合ったビックロのコラボプレイス戦略 ほか
Chapter6 顧客をハマらせる
32 最高の体験で顧客を虜にするスターバックスのおもてなし戦略
33 不祥事の対応でお客様との信頼を強固にしたローソンのコーポレートアポロジア戦略 ほか
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Posted by ブクログ
MBAホルダーでビジネスに精通する著者が様々な商品に秘められたストーリーからその企業の戦略を環境、顧客などにスポットを当てながら書いた一冊。
ヒットした数々の商品の戦略を価格や価値など様々なアプローチから環境に適応した戦略を学ぶ事ができて大変勉強になりました。
またマクドナルドや任天堂からみる成功の後の失敗事例や課題なども知る事ができ、成功に慢心しないための心構えも知る事ができました。
項目毎に図解での解説も載っておりより理解を深めることができたことも好感を持てました。
顧客心理やニーズなどを的確に掴むことや見せ方やアプローチを変えることなど戦略を立てるために考えるべき事項やコラボや価格面で訴求する際の注意点など多岐にわたり戦略を立てる際のポイントを本書で学ぶ事ができました。
2015年に出版されたので2020年現在で変わっているものや無くなっているものもありましたが、どれもがブームとなったものでその要因を知ることができ、理想を実現するための戦略を学べた一冊でした。