あらすじ
離婚して雑貨を作りながら細々と生活する果那。離婚のきっかけになった事件のせいで家では眠れず、雑貨の卸先「梅屋」で熟睡する日々。昔々、子供の頃に誘拐されたときのことが交錯する、静かで美しい物語。
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Posted by ブクログ
淡淡と続く物語で誘拐犯がクライマックスなのかな、新しい展開になって来るのかなと思いました。それも物語の一つで、元旦那も出ずに回想シーンでした。移ろい行く日々の自分の気持ちを写しながら生きて行く果那は応援したくなる、悪口言わないからかな、大家さんとミナミちゃんのお母さんの思い出話が好きでした。最後は一人暮らし始めたし、ちゃんと地に足着いて生きてるよ。圭おじさんと奥さんのその後が凄く気になったのが未だにあります
Posted by ブクログ
寝言が原因で夫と離婚し、雑貨作りの小商いをしながら実家で暮らしている。
人に寝言を聞かれる恐怖心からか実家で眠れなくなってしまったが、雑貨を卸している「梅屋」の奥の小部屋では熟睡できるので、頻繁に梅屋に眠りに通っている。
幼いころに「天使のおじさん」に誘拐された記憶を持ち、いつか「誘拐犯」が自分の前に現れるのではないかという期待を持っている。
話としては梅屋のバイトのみなみちゃんや、近所の人、そして両親や伯母と過ごす中で、「誘拐事件」の真相を知るという展開である。
離婚の原因にもなってしまった、心の引っかかり続ける「天使のおじさん」の正体を知ることで、過去を乗り越える、という、よくありがちな傷ついたアラサー女性再生物語である。