あらすじ
人の嘘がわかる力ゆえに、故郷を出てきた鹿乃子のもとに母が訪ねてきて…?切なく泣ける探偵活劇、第5巻!
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「嘘を聞き分ける」ことができる、不思議な能力を持つ少女・鹿乃子と、そんな彼女を助手とする貧乏探偵・左右馬(多分イケメン)の探偵劇!
さまざまな怪奇現象を解いていきますが、シリアス過ぎずコミカルで、読みやすい♪
さらに、絵が細かくて綺麗なので、キャラクターの個性が引き立っています♪
恋愛要素は少なめながら(今後増えるとイイナ)、鹿乃子と周りの人たちとの信頼関係、そして鹿乃子の真っ直ぐで誠実なところに心温まります('v'*)!
そしてなにより、左右馬の適当に見えて適当じゃない考えぬかれた行動は、さすがです!「能ある鷹は爪隠す」とはこういうことを言うのかな?!
直木賞作家・辻村深月先生もご推薦の当作品をぜひチェックしてみてくださいね☆
感情タグBEST3
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ご飯が美味しそう
ご飯が美味しそうで、登場人物が美味しそうに食べてるのがとてもいいです。食事シーンがあるとキャラクターの地に足がつく気がします。
鹿乃子さんとお母さんの話。壊れる前に身を引いて離れてしまったから、どこを直していいかわからなかったのかな、と思いました。祝先生の言葉は、不安が不安定になってしまった母娘の支えを助ける柱みたいですね。
生き別れの孫の話。お孫さんが歪みのない好青年でよかった。嘘をテーマにすることは信じることをテーマにすることでもある、というのは過去の巻で示唆されていましたが、作品世界中で一貫した人間の善性への信頼を感じます。
娘が大切なのに、嘘が分かるのを知っているから自分の言葉が傷つけてしまう事を怖れていたお母さん。左右馬先生の「ウソが分かるということはホントが分かるということ」という言葉にハッとしていましたね。
ライバル?
先生のライバルなのか、鹿乃子の力に気がつく人がまた。。。鹿乃子はお母さんに会えて良かったし、幸せそうに暮らしている姿を見せられて良かったなとも思います。村にいた時の辛い家族関係からみんな解放されて良かった!
鹿乃子のお母さんが
祝探偵事務所に訪ねてきました
お母さんの苦悩が伝わります
僕はウソを暴かれるより
本当のことを信じてもらえない方が面倒
『史郎登場』
洋館の女主からの依頼は
本当のお孫さんを見極めて
欲しいというもの
背守りから解決に結びつく
史郎は
鹿乃子の能力に気付いたかのように
謎めいている