あらすじ
ペット探偵社社長・松下操は、警察犬以上の嗅覚の持ち主。その超人的な能力が、次第に世の中に知られるようになり…!?
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Posted by ブクログ
多分今年一番期待していて、思っていた以上に楽しめた作品でした。
刑事くんも探偵くんも、職業や人生に悩みを持っているのだけど、それは彼らに関わらずみんなそうなんだけど、そういう小さな、でも答えのないような問いが、一つ事件が終わるごとに生まれたり、整理がついたり、また解らなくなったり…その描き方が好きです。
今回は特に表題がよかったなぁ。
Posted by ブクログ
随分と間が開いたな。ざっくり、3年半ぶりくらい?
正直、どんな内容だったっけかな、と一巻を探し出して読み返さないと思いだせなかったほどだ
しかし、ストーリーの質が落ちているとは感じなかった。むしろ、主役の松下操を取り巻くキャラクターに新しい顔が加わった事で、面白さが上がっているのではないか
タイトルから察せる通り、操の嗅覚は人どころか、警察犬すら凌駕してしまうほど
羨ましい、と思った人はきっと、この話を読んだ後、気持ちが判るだろうな
マスクをして、嗅覚を抑えていないと、あらゆる情報が飛び込んできてしまうのだ。よほど、心が強く無ければ、脳の処理が追い付かず、壊れてしまうだろう。実際、作中で操は自分を利用しようとする人間に振り回され、落ち込んでばっかりだ。まぁ、彼のメンタルが元々、弱いってのもあるにしろ、瓜生警視正にロックオンされたら、運のツキって感じは否めない
能力者を生身の人間ではなく、難事件を早期解決する為の優れた道具としか見ていない瓜生警視正に加えて、操とは違うにしろ、同じく異能を持つ人間、イカヅチも登場し、操の日常を乱す
そんなイカヅチのエピソードを読むと、人より秀でた能力を持ってしまっている事は、少なくとも、幸せに直結する訳じゃないんだな、と思えてくる
それでも、まだ、操は恵まれている方じゃないだろうか。操の鼻を頼りにしつつも、事件に巻き込んでしまっている事に罪悪感を覚え、気遣ってくれる刑事の神保さんがいるからこそ、操はどうにか、あっち側へ行かずに済んでいるんだろう。また、口喧しいにしろ、彼の尻を引っ叩いて、変に落ち込むすぎないようにしてくれる助手の勝田さんもいる
超能力者だって、一人じゃ、まともに生きていけない、ただの弱い存在なんだろうな
次巻がいつ出るか、それはさっぱり分からんが、楽しみにしていよう
超嗅覚、そんな不可思議な能力があるからこそ、操と神保さんの奇妙な友情が、成り行きで事件を解決していく毎に深まっていくのだから、えてして世の中、面白く出来ている
個人的にお勧めの話は、第7話だ。瓜生警視正の一件で女に懲りたかと思ったら、美少女依頼人となれば、やる気を出しちゃう辺り、操も男だな。しかし、その余計なやる気が、厄介な依頼をされる結果に繋がり、被害者が知るべきだったけど、知りたくなかった残酷な事実を嗅ぎ当ててしまう。神保さんの刑事としてのカッコ良さが際立っているのも選んだ理由だが、やっぱ、一番は操の女運のなさを感じさせるラスト。もう、これは「ドンマイ」としか言ってやれない
この台詞を引用に選んだのは、操と神保さんの不器用な友情にグッと来たので。励ますにしては、言葉こそ乱暴だが、何だかんだで、超能力者特有なのか、面倒な性格をしている操を見捨てられず、かつ、冷徹に道具扱いできない神保さんは人が良い
Posted by ブクログ
警察犬以上の嗅覚を持つペット探偵・松下 操。
しかし、メンタルの弱さから、常に引きこもり...
彼の特殊能力に目を付けた瓜生警視(女性警視)に加え、透視能力を持つと自称するIKAZUCHI(イカズチ)の登場。
果たして、IKAZUCHIの力は、本物なのか?
そして、2人の対決は?
第2弾です。
Posted by ブクログ
いまいち、インパクトが足りないなーと思ってましたが、だんだんのめり込んできました。
芳谷巡査部長が気になる、気になる。って思う壺なんでしょう。
あと、気になるのは、マスクが黒いこと。炭入ってるやつなのか、脱臭作用が半端ないのか!どうなのか!
Posted by ブクログ
わー、まさか2巻が出るとは思わなかったー
でも嬉しい。
面白かったです。
瓜生さん登場で不穏になって来ましたが、それでも軽快さは損なわれず。
てか主人公メンタルよわ笑
でも、らしいといえばらしい。
副タイトル
溺れる犬
この灰色の世界で
不可能な事例
僕はいつか君の夢を見るだろう