【感想・ネタバレ】ウルトラヘヴン2のレビュー

あらすじ

未知のドラッグによって怒涛の幻覚世界に叩きこまれたカブは、崩壊した現実を取り戻すべく意識の深淵へと旅立つ……。孤高の作家・小池桂一が、精密な描写で紡ぎ出す空前絶後のイメージ郡。知覚を超え、時空を超えて展開するテクノデリック・ペーパードープ!

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Posted by ブクログ

量子論的に言うならば、脳における情報処理は量子における波動関数の崩壊であるということです。では、実際に波を形づくるのは何か?波の動きは何によって条件づけられるのかというと、それは海全体のうねりなんです。つまり、ひとつの波は海全体の運動状態を表現している・・ひとつの素粒子は全宇宙の情報を表現しているとも言えます。(p.48)

脳の自動的な情報処理がストップしたの。生まれたての赤ん坊と同じ。
たいていの人に赤ん坊の頃の記憶がないのは、記憶は情報が処理されて初めて成り立つものだから。いまあたしたちがいるのは、それ以前の、量子的ゆらぎの世界。エネルギーの海・・。(p.106)

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2020年08月18日

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