あらすじ
白馬岳山頂で偶然出会った三人の若者たち。この出会いを機に、三人は白馬雲表山荘の売上げ金を奪い取り、二度と会わない約束で山を下りた。20年後。奇しくも白馬岳で起きた一事件が、男たちの運命を変えていく。再会した三人は、山荘の利権をめぐって画策する、日本有数の暴力団・六道会に闘いを挑むことになり……!?
...続きを読む感情タグBEST3
雲海のの鯱
白馬岳の白雲山荘は、山小屋ではなくホテル並みの規模を持つ。栗田正雄とむすめの有紀子が経営している。組織暴力団の六道会が白雲山荘の乗っ取りを企む。栗田は六道会の息がかかったホステス上がりの絹代に手玉に取られ、絹代と結婚する。
白馬岳を目指した2人がいた、中富が有村と別れた後、有村は白雲山荘の経営者栗田とともに死体となって発見される。落石による事故とされてしまう。
中富はこれに疑問を持つ。山岳常駐隊の小林警部補も同様であった。中富は絹代が勤めていたクラブ花梨へボーイとして潜入し、六道会の槻村と絹代の関係をつかむ。
白雲山荘の経営権を持つ有紀子の身に危険が迫る。
三人組が再び登場し、暴力団六道会相手に捨て身の闘いが始まる。三人組とは何者か? 小説の冒頭で登場するので、ここでは記載しない。