あらすじ
月間200万PVの超人気ブロガー・ちきりんの最新作。マーケット感覚とは「社会の動きがこれからどうなるのか」「いま何がいくらで売れるのか」などがわかるアンテナやセンサーといえるもの。市場化が進む社会においてキーとなるこの新しい概念を、多様なビジネスと社会的事例を知る著者ならではの筆致で解説する。
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Posted by ブクログ
マーケット感覚は、サービスや物だけでなく、自分の価値を最大限発揮できる場所を見極める感覚でもあると思った。
とくに転職市場では「自分をどう売るか」。本の中にも似た例があったけど、コミュケーション能力の高い人は一人で作業することの多い事務職では活躍しづらいけど、営業やディレクション職なら活躍できる可能性が高い。
上記は当たり前のことのように思えるけど、実際「資格や自分の勉強してきたことを生かさないと」などと思うあまり、自分の得意=市場価値を見極められず活躍できていない人は案外多いと思う。
【マーケット感覚を身につける5つのポイント】
①自分自身の価値基準を持ち、プライシング能力を身につける
②自分の欲望センサーを働かせ、人間のインセンティブシステムに関心を持つ
③市場で評価されるために、「やってみて→決める」。組織での学びに固執するのではなく、市場での実験的な学びを得る。
④さっさと市場に向き合い、さっさと失敗を重ねる。市場からフィードバックを得る。(クラウドソーシングで単価が低い案件でもやってる)
⑤需要と供給がダイレクトにぶつかる市場性の高い環境に身を置いて、市場の反応を体感する
Posted by ブクログ
読みやすい。
マーケット感覚を大きく分けると2つになる。
一つ目は、自分がお金を払う際のマーケット感覚。
例えば今買おうとしているモノは、自分にとってその価格の価値があるのか判断できること。
それがないと50%オフセールというだけで、自分の基準ではなく安い!と購入してしまう。
これは自然と身に付いていた。
二つ目は自分の価値や置かれている立場の価値を見い出すマーケット感覚。
これは全く身に付いていない。自分に何か市場で求められている価値の素がないかと探して、気がつけるか意識していきたい。
・どんな分野でも10年働いたら価値ある能力は身についている。もしそれがないと感じるなら、足りないのは価値ある能力ではなく、価値ある能力に気がつく能力である。
・ANAのライバルはオンライン会議やネット通販かもしれないという考えが、マーケット感覚
・高く売れるのはよい商品ではなく、需要に比べて供給が少ない商品
・今後は英語よりインドネシア語ができる方が有利かもしれない
・20代でルックスは良いが、年収が低い男性が婚活に使う場所は結婚情報サービス会社ではなく、合コン等
・これならお金を払ってでも手に入れたい人がきっといると気づく能力がマーケット感覚
・ちきりんセレクト(ブログ)
・自分が困難に直面してそれを苦労して解決したら、その情報は多くの人にとって価値があるのかもしれない
・草むしりや花を手むけるお墓参り代行者、一緒に不用品を選別してくれる価値がある
・相場より安い値段だから良いと思うのではなく、自分にとってその金額を稼ぐのにどれだけ働く必要があるのか、それでも手に入れたいモノなのか、それだけの価値があるモノなのか考える。人がその値段で買っているから自分もその値段で価値があるかどうかは別。
・あれがやりたい、これを実現したい!と自分の欲望に素直に向き合うと自分の欲望センサーの感度が高まり、他者の欲望や人間全体に共通するインセンティブシステムについても理解が進む。するとビジネスで成功する。
・皿洗いが面倒だと素直に思うことで、食洗機が市場に登場する
・自分の欲望と向き合い人間のインセンティブシステムに関心を持つ
・なんでも無理な可能性がある、規制があるかもしれないと考える規制脳はという病気
Posted by ブクログ
失敗しないよう十分に注意する
うまくできるようになるまで勉強する
のではない。そんなやり方では準備と勉強だけで一生が終わってしまう。
とりあえずやってみる→失敗し学びを得る→もう一度やってみる
を繰り返す。
できるとわかっていることばかりに時間使わず、できないかもしれない大きな目標に早くチャレンジしろ。もちろん失敗するだろうが、話はそれからだというわけだ。
組織型の 決めてからやる
市場型の やってみてから決める
大きな波がやってきたときに、驚いて右往左往し、沈みゆく船にしがみつくことにならないために
せんもんせいをみにつける。一生に一つではなく、10年に一つくらい。
⇨新卒から10年経って身につけたものがあるので次に移っても良いと背中を押された気持ち。
専門性を身につけ、かつ、変化する必要がある
→長い人生+早い変化の時代を生きていける