あらすじ
教員採用試験に合格し、某中学校に赴任することになった二科(にか)は、そこで中学時代の野球部の先輩・藤(ふじ)と再会する。当時、二科は野球部で先輩たちからひどいイジメに遭っていた。藤はイジメに参加することはなかったが、その頃のことを思い出したくない二科は藤を避けていた。幸い藤は二科のことを覚えていないようで、二人は徐々に自然に話せる関係になっていったが、ある些細な出来事により、二科は藤の本心を知り――!? 少しずつ近づく不器用な二人の恋愛を静かに描いた人気シリーズ待望のコミックス化!! 二人のその後の日常を描いた描き下ろし作品収録。
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ゆっくり近付いていくふたりの「間」が絶妙で、雰囲気にどっぷり浸かりながら読んだ一冊です。やっぱり著者様の作品は好きだなぁと、改めて実感しました。
いい
初めての作者さまでしたがすごく良かったです
受けの子が何ともいじらしいというか攻めに振り回されてる感があったけど、
飄々とした攻めが途中で大人げない嫉妬したりしてそれはキュンときました
この作者さんの作品は何冊か読んでいますが、人と人との間や雰囲気、タイトルの付け方が絶妙だなと思います。今作もじわじわと距離が縮む感じが良かったです。
Posted by ブクログ
高校の先輩だった人が、職場(教師)で再会。
間男・滝川くん、グッジョブです。年下攻好きとしては、かなり好感度高い男の子でした。
短編の方は、父の愛人受と、成長した攻めとの再会やけぼっくいでした。
Posted by ブクログ
先日久しぶりに雑誌の麗人を読み、無性に猫田さんの作品に惹かれた。 ので、手始めに購入した一冊。
大正ロマンな作風をお持ちで、実際着物を着流すキャラのイメージが強かったが、この一冊は現代モノのシリーズ(1話短編あり)
苦い思い出が残っている中学校の時の先輩・後輩が、お互い教師となって職場で再会。 独特のテンポと間が、じんわり近付いてガッ!と食いつく今回の展開に合っていた気がする。
だんだん先生らしく強く逞しくなる二科が、先輩の前だとやっぱり可愛くなっちゃうのが萌えた(*´Д`)
Posted by ブクログ
おとぎ話風や、昭和初期風、ファンタジー系が多いという印象で、濡れ場もエロいと言うより雰囲気重視の作家さんと言う固定観念を持っていたが、年相応の大人の男同志の恋愛が独特の絵柄の浮遊感はとってきの場面に凝縮されていて、濡れ場もエロく…と。表情の見分け方が作者特有の記号があるので苦手な人もいるかもしれないけど、表紙がとっても良いなぁ…
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学生時代の苦い思い出と、教師となって赴任した学校で再会。多くを語らない作風。他の作品ではガヤガヤと騒がしいイメージあったけど、今回はひと味違ったな。どちらにしてもテンポは独特
Posted by ブクログ
2014/11/26
【普通】中学校教師、先輩:藤×後輩:二科。 中学時代部活の先輩後輩でもある二人が再会。 二科は当時いじめられていた自分を惨めだと思い、気にかけてくれる藤の優しさを鬱陶しいと思う一方、ずっと好きだった。 教師生活を送る毎日の中、徐々に近付いていく二人なんだけど…二科のオドオドしたキャラと職場が職場だけにどうなんだろう?とイマイチ入り込めなかった。 他→『長い長い旅を経て、そして朝が来る』昔の愛人の息子×愛人。 何かエロい雰囲気が◎。 リアルさとファンタジーさが共存する作家さんなのでこういう話の方がしっくりくる。 ※表題作タイトルをずっと「泣キ顔マン」だと思ってたら違ってビックリ( ̄▽ ̄)