あらすじ
ユダヤ人はユーモアがもたらす効用を熟知している。彼らは交渉の最中にジョークを盛んに活用する。その笑いは人間味とペーソスが溢れ、知的で機知に富んでいる。ときには、商魂たくましい自民族についてこんなジョークを披露する。あるユダヤ人親子の会話。(モスコビッチは、遠く離れた父親の誕生日に立派な裏つきのコートを贈ったところ、早速、父から電話がかかってきた。父「素敵なものを贈ってくれてありがとう。親孝行だね」。息子「お父さん、気に入った?」。父「とても気に入ったよ。それはそうと、高かっただろう?」。息子「いや、卸で買ったから安かった。九〇ドルだったよ」。一週間後、父親から一通の手紙が届いて、こう書いてあった。「息子よ。あのコートを六着送ってくれ。もらったコートを三五〇ドルで売ったからね」……)。本書は、国際ビジネスの現場で独自に集めたユーモア・ストーリーの数々を紹介。転んでもタダでは起きないユダヤ人の賢さが伝わってくる!
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Posted by ブクログ
■本の内容・特徴
知的でウィットに富み、冷笑的で逆説が盛んに使われるユダヤ人のジョークを集めたもの。
彼らの歴史的背景からそのジョークの特徴を解説。人種の違いによる日本人には分かり辛いオチも説明あり。
■目的
知的なジョークが言えるようになるために、好みのものを抜粋する。
■感想
憎らしくもあり愛らしい、機知に富んだユダヤ人のジョーク、いいですね。とても好みです。逆境を笑いに変えるその強さは見習いたいものです。
Posted by ブクログ
わっはっは!
【本書抜粋 ユダヤ人に伝わる言葉】
腹が減ったら歌え、悲しいときは笑え
【本書抜粋 著者】
イスラエルでは、すでに二千年前のイエスの時代に、その当時の最高議会であり、最高裁判所でもあるサンヒドリン(七一人で形成)で、満場一致の決議を無効にしていたといわれる。なぜなら、議論好きで常識豊かな彼らにとって、それはありえないことだからだ。
Posted by ブクログ
こういうのわりと好き。
本で読むと面白さ薄まる気がするけど。まぁでも、解説なきゃ理解できんもんなー
やはり日本にいると民族とかお国柄とか、ピンとこないけど。
やはり英語はできなきゃなー、勉強しなきゃ・・・
ちょっと思ったのが、こういうジョークって、どうやって相手に切り出すもんなの?
「おもしろいジョークがあるんだけど」って切り出すのが自然なの?
Posted by ブクログ
ジョーク集とゆうほどジョークが満載ってわけではないんですが、それでも「う〜ん」と唸らされるようなジョークいっぱい載ってます。
アメリカンジョークの起源がユダヤのジョークにあることとか、イディッシュ語の話とか米のユダヤ人の文化的背景とゆうか、そうゆう解説がとてもためになりました。ユーモアのセンスが欲しい!
Posted by ブクログ
紹介された数々のジョークから、ユダヤ人の、生き残りをかけた逞しい強靭な精神、知恵と教養と頭の回転の速さを盾に自分を守ることに長けている民族だあることが浮き彫りになった。ユーモアのセンスは、そのまま生き方とも直結している。その場は愛想笑いで乗り切り、後で愚痴ったり、裏で発散したり、病んだり…カウンターパンチが苦手な日本人は学べると思った。
Posted by ブクログ
読んでいて面白いが、ビジネスシーンで参考になることは個人的にあまりなかった。
著者自身は、ジョークによるコミュニケーション円滑化を謳っており、その点では納得するが、日本ではジョーク文化があまりないので馴染まない。この点は著者も述べており、著者曰く日本人はまじめ過ぎる。
そのため、外国人との交流が多い方には参考になる書だとは思う。
Posted by ブクログ
[2013.7]ユダヤ人のようにユーモアがあり、ジョークを使いこなせたら、人生はもっと楽しくなるのだろう。しかし、この本に紹介されているジョークは難解なものもあり、到底自分には使いこなせそうにない...それでも、ユーモアを忘れない姿勢は平凡な会話にも彩りを与え、人生を豊かにするのだろうと感じた一冊。
Posted by ブクログ
ユダヤ人の歴史的・思想的背景は別として、どんなときでも悲観的にならずに現実を歩む術として、このようなユーモア的センスは大事だと感じる。今の混沌とした時代、参考にする視点は多い。しかし実践は容易か否か。