【感想・ネタバレ】ヤマケイ新書 今そこにある山の危険のレビュー

あらすじ

「山登りは危険だからこそ価値がある。危険を認識できない者は山に登ってはならない」
こんな常識も通用しない登山ブームの昨今、どうしたら遭難や遭難直前の危険を回避できるのか。
今こそ生かしたい山の先達の経験。
自立した登山者となるために、今何を学ばなければならないのか。

山の危機管理と安心登山のヒント。
近年、山での遭難事故が増加の一途をたどっているのはなぜなのか。
教育を受けていない未組織登山者が増えているから、
高齢化による体力の衰えに気付かず自分の力を過信しているから、
安易に携帯電話で救助を求める登山者が増えてきたから、
等、さまざまな理由が挙げられるが、すべての根本は「身近にある山の危険に気付いていない」ことにつきるといえよう。

本書は、登山経験・ガイド経験ともに豊富な岩崎元郎氏が、自身の体験や見聞をもとに、身近にある山の危険を語り、それを避けるための判断力を磨くための情報を満載した啓蒙の書。
自身の実体験を披瀝することにより危機管理意識に気付かせ、読者を「自立した登山者」へと導いてくれる。

岩崎氏主宰の無名山塾の「巻頭言」の一部をもとに、加筆、修正しながら50のテーマで「自立した登山者」になるための道筋を説く。
「悪天候下での行動」、「転倒滑落・道迷い・落石」、「カムエク登山中止の決断」、「どこか面白い山教えてください」、「冒険登山と趣味登山」、「トレーニング考」、「低体温症と服装戦略」などの実例から学ぶ教訓を中心に、登山の楽しみ方のヒントも加筆、読みやすい構成。

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Posted by ブクログ

久しぶりに山に登ろうと思いたち、自分の年齢と、体力の衰えに対して、これまで経験した山登りのイメージにギャップがある事をしっかり認識しようと思い、この本を読んでみた。山は人間、ましては経験の浅い自分に否応となく降りかかってくる自然に溢れており、非日常の世界である事を、改めて思い知らせてくれた。過去に、あの時、落雷に遭っていたら、あの時バランスを崩して滑落していたら、という恐怖の経験ぎ蘇った。わかってはいるけれど、気を抜く、大丈夫だろうと油断する自分の戒めになった。

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2026年03月21日

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