【感想・ネタバレ】風にもまけず粗茶一服のレビュー

あらすじ

●内容紹介
小次郎だって武蔵だって、きっとこんなところで人知れず修練したにちがいない。男には、そんな孤独な時間が必要なんだよな。ああ、なんか、今、俺、カッコイイかも。(本文より)
ようやく茶の湯に目覚めた友衛遊馬(19歳)が目指したのは、なぜか比叡山延暦寺の一山〈天鏡院〉。お茶嫌いの住職がいるとも知らず、武家茶道家元後嗣の遊馬はその門をくぐるが…。青年茶人が茶の湯に挑む大傑作青春エンターテインメント。
●著者紹介
松村栄子(まつむら・えいこ)
1961年静岡県生まれ。筑波大学第二学群比較文化学類卒業。1990年に『僕はかぐや姫』で海燕新人文学賞、1992年に『至高聖所(アバトーン)』で芥川賞を受賞。主な著書に『あした、旅人の木下で』『生誕』『雨にもまけず粗茶一服』やファンタジー作品『紫の砂漠』『詩人の夢』、エッセイ集『ひよっこ茶人の玉手箱』『京都で読む徒然草』などがある。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前作「雨にもまけず粗茶一服」の続編。
あれ?前後編だった??って思うほど前作のラストと繋がっていてびっくり。
遊馬が寺で自分を見つめなおし、弓道に改めて取り組んで自分の茶道を探る修行をする物語。
前作よりも遊馬が格段に格好よくなりました。
そして番外編(?)「雪にもまけず粗茶一服」ではカンナと雪麿の話も読めて楽しかった。
茶婚式に茶結納。
情景がとても鮮やかで茶道を全く知らない私も引き込まれました。
茶道って面白いなぁ。いつか私も習ってみたいなぁ。

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2011年10月05日

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