【感想・ネタバレ】脳波操縦士のレビュー

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思いの外興味深かった

2014年11月16日

1938年の発表だから、戦前である。原爆も原発も、影も形もない時代。その頃に、この様な発想で書かれた小説が有ろうとは、考えてもみなかった。
脳波とういのは、つまりは微弱な電波である。ならばラジオコントロールで模型が動く様に、脳波コントロールで機械を遠隔操作することも出来る……。あれから約80年。我々...続きを読むは未だ、家電を脳波コントロールする生活をしていない。脳波ほどの微弱な電波で操縦する機械が、他の電波に操られて暴走しないかと考えると、そういう時代の訪れるかどうかは疑わしいが、もしそういう時代になったら、果たして我々は、この蘭郁二郎という作家を、思い出すのだろうか?

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