あらすじ
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天下の一大奇書です‼︎
夢野久作氏が作家人生を賭けて10年ほどかけて執筆し、それで力尽きたのか、程なく亡くなっていますね。
私は最初、学生時に米倉斉加年さんが表紙を飾っている角川文庫本(上下巻)で読みました。
なるほど、これを熟読して読み切ると、精神に変調をきたしそうで……けっきょくこの語りである私は誰なのかとか、正木・若林両博士は何故いきなり変貌したりとか、もう不条理小説もビックリな訳分からず要約は到底、不可能と言われている話が続きますよね。
これ、故・松本俊夫監督による映画がDVDにもなっているようですし、そういうのを先に見た方が分かりやすいような気は致しますが、映画では分かりやすくし過ぎているキライもありますので……まぁ探偵小説ではこれと「虚無への供物」や「黒死館殺人事件」が三大奇書ですので、どうせならばこの三作品、読んで欲しいです。