あらすじ
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匿名
古典。短いです。仏教的な無常感が根底にあって所々胸を掴まれる言葉もあります。『森の生活』的なミニマリスト生活みたいな感じでも読めてしまうから、あさはかだけど今の時代で流行りそうだな。
匿名
方丈記に学ぶ?
初めて本文をちゃんと読んだ。いい意味でイメージ通りではあった。しかし思っていたより短いし、完璧には無理だけどそこそこ意味もとりやすい。仏教の要素をちりばめた文体は格調高く、洗練されている。
現代でも「方丈記に学べ」みたいな話はよく出る。しかし現代人がこの心意気を実践しようものなら残念ながら破滅しかない気がする。
ただ、そうであっても方丈記が存在していることはありがたい。私たちが持たされている価値観がすべてではないということを、疲れたときにだけ思い出してみるのは悪いことではないだろう。
有名な冒頭から、無常観に貫かれた静かな文学と思われがちだが、じっさいに読んでみるとそうでもないことに気づく。現代語訳にあたりたければ、ちくまがおすすめ。