あらすじ
謎の「国家」の正体に迫る
イスラーム国はなぜ不気味なのか? どこが新しいのか? 組織原理、根本思想、資金源、メディア戦略から、その実態を明らかにする。
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Posted by ブクログ
イスラム世界の事を少しでも知ろうとして読んだか、想像以上にややこしかった。丁寧にイスラム国の成り立ち、資金源、外国人戦闘員はなぜ集まるのかが解説してあり、あまり詳しくない身としては為になった。
資金源は主に、石油(日100万ドル)と身代金(年2000万ドル)で、サウジアラビアなどが支援しているというのは、アサド政権やロシアのプロパガンダで流された情報らしい。
外国人戦闘員は貧困からイスラム国に身を投じるのではなく、思想に感化されて加わる者が殆どらしい。白人戦闘員は少ないがイスラム国のメディア戦略により、象徴的にクローズアップされているようだ。
主な外国人戦闘員の内訳(15年1月時)
チュニジア約3000人
サウジアラビア約2500人
ヨルダン2089人
モロッコ約1500人
レバノン890人
ロシア800人
フランス700人
リビア550人
英国400人
トルコ400人
この一年で状況が変わっているから新刊も読みたい