【感想・ネタバレ】和菓子 ＷＡＧＡＳＨＩ ジャパノロジー・コレクションのレビュー

藪光生

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季節を映す上生菓子から、庶民の日々の暮らしに根ざした花見団子や饅頭まで、約百種類を新規撮り下ろし、オールカラーで紹介。その歴史、意味合いや技などもわかりやすく解説した、和菓子ファン必携の書。
※本書籍は見開きのデザインが含まれています。見開き表示での閲覧を推奨いたします。

[ブクログ · ★★★★★]

まず，とても面白い本でした。食べることの大好きな方にぜひ薦めたい一冊です。和菓子は好きですが、由来や成り立ち、季節等を意識して食べていなかった自分に腹が立っています。季節を気軽に感じることができ、職人さんの個性を感じられ、美味しく食べることができるなら買うしかないです笑　これからは四季を感じたい時や心を落ち着かせたい土岐に和菓子を食べるつもりです

[ブクログ · ★★★★★]

和菓子を美しい写真とともに紹介し、その世界を日本史的、技巧的、食文化的など多角的に解説した本。「匠の技と個性」においては職人の精巧な技巧が表現されている。材料ひとつとっても、同じものは何一つない世界の怖さと面白味。菓銘からたどる歴史、由来などに想いを馳せる楽しみ。四季の移ろいを見た目で感じる趣。和菓子には日本の奥ゆかしさ、直接的ではない美がたっぷり含まれている。そこに、多くの人が魅了され続けているのではないかと思う。この本はコンパクトながらも抑えるべきポイントが学べる。また、眺めているだけでも十分楽しい。最初の和菓子の本としておすすめしたい。

[ブクログ · ★★★★☆]

四季折々の上生菓子をはじめ、さまざまな和菓子の写真に眼福。
正直和菓子って何でどう作ってるんだろ？と思ってたから、製法・和菓子の歴史などなど勉強になりました。日本人として（笑）
その辺の説明部分は、写真目当てに買うと目が滑るかな…でも写真集みたいなノリで買っても全然いいと思う！
和菓子はシンプルだけど手が込んでて、だからこそ職人の個性によって全然違うものになるんですね。