あらすじ
基礎的な知識からデジタル化が揺さぶる創作と著作権の現況まで。著作権を考えることは未来を創造すること! おとなになる前に読みたい、教養としての著作権の話。
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Posted by ブクログ
軽妙な語り口で著作権の基本から、セーフ・アウトの考え方までを豊富な事例とともに説明。まさに入門。メモしつつ読んだ。IPに少しでも触れそうなら読んで損はないと思った。
Posted by ブクログ
著作権法について非常に分かりやすい説明が丁寧な本である。18歳のとあるが、大人でも通用する。ただし、2015年の出版なので、教育のネットでの利用についてはコロナ状況を踏まえて急に変わったのでそのことについてもっと丁寧に書かれた本が必要となるであろう。
Posted by ブクログ
著作権の入門書。
とてもわかりやすかった。
章ごとに簡潔に書いてありよい。
基礎知識編では著作物って何?から始まり基本を学び、応用編では主にインターネット上で著作権はどうなっているのか知った。
ソーシャルメディアの注意点、音楽の利用・二次創作のあり方は時宜を得た関心がある内容だった。
教養になる本。
Posted by ブクログ
読み直したさ:★★★
島並他『著作権法入門』の入門として購入,読む。3時間あれば通読できるので,サッと知識を確認したり,勉強して仕入れた知識が最近の問題に如何に適用されるか見直すときに読みたい。
〈感想〉
ニコニコ動画やTwitter,ユーチューバーなど最近の身近な話題を取り扱っており,まさに若い世代が興味をもって著作権法に触れることを可能にしている。最近読んだ本の中では一番面白い。笑いあり。
Posted by ブクログ
18歳をとっくに過ぎても為になる内容。
ネットに何かアップしたり、仕事で何かを引用した資料を作る人は一度は目を通すとよいと感じた内容でした。
日本では二次創作について、ここまでなら怒られないだろうという「阿吽の呼吸」で広まったと書かれていました。最近は聞かれたらダメと言うしかないものを聞いてしまい、白黒はっきり明文化させる思考が増えたように感じています。「阿吽の呼吸」は減っていき、海外のようにたくさんのルールが必要になってくるのかもしれません。
Posted by ブクログ
◆ワーママはるさんのおすすめ
著作物とは?というところから
段階を踏んで理解が深まる
創作的でも
レシピはアイデアだから著作物ではない
というのが意外だった!
Youtube など身近なものの例が
非常にわかりやすい
Posted by ブクログ
平易な表現で 専門用語が少なく 具体的な事象を使って書いているので非常にわかりやすい 前半は法の説明と著作物の上手に利用する方法が紹介されているご飯は間違った使い方や注意するしてはいけないことが書いてある 日本では二次利用に 寛容に 使用可能としたり 暗黙するグレーゾーンの使用が多いようだ
Posted by ブクログ
18歳と書いてあるけど中学生でも読めそう。
わかりやすい。
ただ、入門書という性質上、目新しいことはほとんどないので大人はあまり楽しめないかも。
(※と思ったけど、他の人のレビュー読んだら、知らないことも多かったと書いてあったので大人でも楽しめるらしいです!:追記)
あたしにとって目新しい情報だったのは、著作権の譲渡は文書を交わさなくてもOKってところくらい。
あと、著作権法の条文と合わせてみると条文に対する忠実さよりもわかりやすさ重視って感じがする。
とくに著作権の解説は、条文だと「〜の権利を専有する(=権利者だけが〜できますよ)」と権利者の立場から書かれてるけど、この本では「〜はしちゃダメと言える権利」と解説されていて、利用者による権利の侵害に焦点化されていたのが印象的。
著作権「法」の入門書ではないし、学術書ではないので、それでもいい気もするけど、個人的にはやっぱり、条文を紹介した上で、それはすなわちこういうことを意味するという一文が欲しかったなぁと思う。
引用ってそういうものだと思うし。
引用の解説をしてる本で引用を省略するのはちょっとずるい。
とはいえ、入門書としてはいい本だし、学生に勧めるにはちょうどよい本だと思う。
Posted by ブクログ
著者の相変わらず平易で分かりやすい、ネット時代の今知るべき基本的な著作権の知識が詰まっている。NGな例はもちろん、OKなケーススタディも書かれており、これらは基礎かもれないが、知っているかいないか、使えるか否かでは大違いと思う。 余談だが、著者が教鞭を取っておられる、ワシの母校である日芸での講義に何度か特別講師としてお招きいただいたが、分かりやすい授業は自分が学生時代になかったのが悔しいほど。そして著者の言う、日本では大学卒業まで1時間すら権利に関する必修授業がない、という嘆きは、ワシも問題と思う。
Posted by ブクログ
分かりやすい1冊だった。ニコニコ動画のMAD、ゴーストライターなど最近の話題も絡めつつ著作権について書かれている。各章の終わりにはおさらいのためのクイズもあり中身がぎっしり詰まっています。
Posted by ブクログ
本書は、著作権法の世界では第一人者である福井健策弁護士が、「高校生以上の学生や若い社会人」を主な対象として、書かれた入門書である。
著者は、この分野で数々の新書を出しているが、本書は前記のようなコンセプトや、ネットメディアでの連載記事をまとめたもの、という経緯もあってか、従来の著作に比べると、独自の見解や政策提言的な記述は控えめになっており、基本的なルールをわかりやすく説明する、というコンセプトが貫かれている。
とはいえ、「保護と利用のベスト・バランス」が大事、という視点や、「二次創作による文化の発展」へのこだわり(パロディやパブリックライセンスの話題は類書と比較しても分厚い)など、著者のリベラルな視点は随所に反映されているし、ところどころに混ざるユーモアも健在。
純粋に読みやすい、というのはもちろんのこと、身近な題材、具体的な設例がふんだんに使われていること、ネット上でも愛される人気者(失礼・・・)ながら、ネット住民の声に盲従することなく、適度なバランスを保った解説を行っていることなど、良書というだけの条件が揃った一冊だと言えるだろう。
現在の著作権制度全体を見渡すとともに、これからの制度を考える上でもよいヒントを与えてくれる本だけに、幅広い読者にお勧めしたい。
Posted by ブクログ
企業の著作権活用について知りたかったが、この本は個人向けのみなので、目的と異なっていた。ただ、JASRACや個人のブログ活用等、ずっと疑問に思っていたことが丁寧に書かれていたし、文章や内容も読みやすく勉強になった!
Posted by ブクログ
著作権について、具体例を示しながらわかりやすく書かれている。
著作物とは「思想や感情を創作的に表現したもの」
歌詞でもとても短かい部分だけなら著作物ではない。許可なく自由につぶやける。Let it go, let it go~♪」とか「世界にひ~とつだけの花 ♪」だけなら、恐らく大丈夫。しかし、もっと長い歌詞や小説の名台詞をつぶやいたりするのは、理論上は著作物の利用になる。
「引用」ならば許可がなくても大丈夫。
著作物のほか気をつけたいのが、「肖像」などの拡散。人のプライベートな姿を撮ってアップするのは、肖像権という別な権利を侵害する可能性があるので要注意。
Posted by ブクログ
最近ブログを始めて、サムネイル用の写真や本の引用などどこまでが許されて、どこからが違法なのか曖昧だったので、入門書として勉強しようと思った本。
高校生向けに書かれているとはいえ、知らないことばかりで勉強になった。
これからなにかを引用する場合は著作権を意識しようと思った。