あらすじ
自国の今を知るため、帝都・東京にやってきた九曜と叶葉。復興の進む街で、九曜は機械兵を連れた不遜な少女に襲われる。『第三皇女・鴇子』 だと名乗る少女は、九曜に自らを守るように命令する。 誰から何故追われているのか記憶がないと言う鴇子。九曜は訝しむが、叶葉は彼女を放っておけないと言う。叶葉の懇願により、九曜は鴇子の情報を求めて軍の地下施設を訪れる。そこで彼を待ち受けていたのは、全滅したはずの《鬼虫》シリーズのひとりだった ── !? 第18回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作、第2弾登場!
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Posted by ブクログ
まさかのシリーズ化!
主役メカ壊れちゃってんじゃん!
ま、でもこれはこれで。
新キャラもよし。
敵は魅力に乏しいが。
"蜂"もそのうち復活するんかなあ?
Posted by ブクログ
エスケープスピード(めんどくさいのでこの表記でいきますw)の待望の第2巻。
1巻に関してはこの2巻の後書きで作者、九岡先生が書かれている通り広大な世界観を出来る限り圧縮し、蜂、九曜と蜻蛉、竜胆の2人(機)の虫の覚悟と葛藤、成長。
そして叶葉という少女の成長や尽天という場所のでの人間の生きる力というものに重点を置いていていわばこの世界で言えば序の序であり端の端の話でした。
で、2部であるこの2巻ですが、これも九岡先生が書いてある通りその世界観の風呂敷を広げ九曜と叶葉を巻き込む世界の話になっていきます。
生きていた2人の鬼虫、そして量産型の虫のという新たな「敵」の登場。
まだまだ物語の先は長いと感じさせられます。
そして蜘蛛、巴の最後の言葉、これから他の鬼虫の登場も期待していい…のか…?
3巻も期待せずにはおれません!
Posted by ブクログ
廃墟から復興しつつある都市に舞台を移し、ボーイ・ミーツ・ガール第二段。叶葉と機体の大半を失った九曜は帝都≪東京≫に辿り着く。皇女を名乗る少女・鴇子と護衛・菊丸と下町と呼ばれるエリアで暮らしはじめるが、鴇子を狙って謎の兵器「甲虫」が動き出す。再びの戦闘に巻き込まれて不利な形勢に立たされた叶葉たちだったが、そこに現れたのは先の戦争で失われたはずの「鬼虫」シリーズ、剣菱と巴だった。それぞれ利害の一致した一同は、鴇子の失われた記憶を求めて廃墟に出撃する。
あ…ありのまま今読んだことを呟く! ロ ケ ッ ト パ ン チ が出た……な…何を言っているのかわからねーと思うが超高速とか魔性ロリとか恐ろしい片鱗を味わったぜ。ライトノベルなんて世間で言われてる程チャチなもんじゃあ断じてねえ 俺も何があったのか一瞬判らなくなった…
鴇子の失われた記憶が物語を動かす原動力となっているが、そこに至るまでの帝都での生活描写や細やかな日常が要を得て(というかむしろ王道に!)、各キャラクターの性格もしっかりしていて良く、サービスシーンも楽しい。前作で不在となった四天の竜胆、失われた機体≪蜂≫を巡る現在の九曜の逡巡が、主人公を強さではなく弱さを描写しているという点で地に足がついている感じがした。