【感想・ネタバレ】トップ1%の人だけが実践している思考の法則のレビュー

あらすじ

◆イノベーションを起こして、
ビジネスで勝ち残る「思考法則」とは?

本書に興味を持っていただきありがとうございます。

突然ですが、
あなたは、1年後の未来を想像できますか?
あなたは、1年後の未来、何をしているでしょうか?

現在、在籍している会社にいるでしょうか?
もしくは、今のビジネスをそのまま続けているでしょうか?

例えば、わかりやすい例として<出版>をあげてみましょう。

活版印刷が発明されてから、
ずっと、紙という媒体で本や雑誌を作ってきました。
販売する場所は書店だけ。

ですが、現在は、インターネットを介して、
<どこででも><どこへでも>、
クリック1つで注文して届くようになりました。

そして、今や紙ではなく、
電子書籍という形で
携帯やPC、i-Pad、キンドルなどで
本や雑誌が読めるようになりました。

これが意味することは何でしょうか?

時代は移り変わります。
そう、ビジネスは常に変革をしています。

多くの人は、
今の状況に嘆いているだけかもしれません。

それは「まったく意味」がないことです。

ここで、何を考えるのか?

それこそが運命の分かれ道となるのです。

今まで通りに目の前にある仕事を頑張って働くのではなく、
新しいイノベーションを起こして
ソリューション(問題解決)することが不可欠になります。

本書はイノベーションを起こすために
トップ1%のできるビジネスマンだけが実践している
「思考の法則」を
著者、永田豊志氏がみつけ、わかりやすくまとめました。


●なぜ、Amazonは「大量の小口注文」をさばけるのか?
●なぜ、Googleは「独自の検索システム」を編み出せたのか?
●なぜ、ディズニーランドは「夢」を売ることができるのか?
●なぜ、ダイソンは「羽根のない扇風機」を開発できたのか?

…など、誰もが知っているビジネスは
現状を打破して、
イノベーションを起こしました。

安心してください。


本書は起業家の人だけにオススメというわけではありません。
あなたが会社に属しているからこそ、
この先行き不透明な時代に必要な思考なのです。

例えば、
「営業」「企画」「経理」「総務」「財務」「マーケティング」
…など、あなたが何を専門に従事しているかはまったく関係ありません。

すべてのビジネスパーソンに必要な「思考」だからです。

ぜひ、本書を読んで、
1年後、5年後、10年後、20年後まで、
あなたが生き残るよう、ビジネスに役立ててください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本書で紹介されるのは「5Aサイクル」。
認知Awareness、アプローチApproach、実行Action、分析Analysis、適応Adjustment のサイクルを回し続けること。
実例に基づく質問への2択の答えを考えながら、ビジネスに生き残るための5Aサイクルの思考法が例示される。
サイクルの中心に確立すべしとされる理念Idealをどのように身につけられるかが課題かもしれない。
13-82

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2013年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

■トップ1%の人だけが実践している思考の法則 感想
本書では5Aサイクルという基本概念を名企業の実例を挙げて解説している。5Aサイクル自体は目新しいものではなく、それを体に染みつけて実践している成功企業の実例をわかりやすく解説されているのを見る事でビジネスの場で実践できるフレームワークを学ぶ事ができ


■要点整理

▼概論
ビジネスを成功させるための5つのビジネスプロセス
「5Aサイクル」

①AWARENESS認知
新たな顧客ニーズの認知と市場機会の発見

②APPROACHアプローチ
問題解決のために従来とは異なるアプローチを検討する

③ACTION実行
小さな実験でもいいので、仮説を立てて誰よりも早く実行する

④ANALYTICS分析
仮説と実行結果の差異を分析し、新たな仮説を立てる

⑤ADJUSTMENT適応
市場環境に合わせて自らを修正・適応させる

▼5Aサイクルの中心軸は理念
5Aサイクルを超高速回転させるにはブレない軸が必要
それが理念(Ideal)
顧客価値の創造と利益の追求を理念にする必要がある


▼プロとは経験量ではなく、コミットメントできるかどか
楽天の三木谷氏の考え、人間には2タイプしかない・
①Best Effort Basis
現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間
②Get Things Done
様々な手段をこらして何がなんでも物事を達成する人間

コミットメントとは「必達目標」


▼世界の1位ではなく1位になれる世界を発見する
昔とは異なり今は1強100弱のネットワーク社会
1つの市場には1つの勝者(ex.facebook)
もし今の市場で商社になれないのであれば、別の市場で勝者になる。

ユニクロ柳井氏:日本で1強100弱から世界で1強100弱になってきている


▼着眼点の変更
どうやったら顧客はうちの商品を買ってくれるだろう
→うちの商品を買ってくれる顧客の共通点は何か?

どうやったらプロジェクトの遅延を防ぐことができるのか?
→時間通りに進行するプロジェクトリーダーの共通点は何か?

つまり着眼点を変えてみることが大事。


▼オズボーンのチェックリスト
1.転用:他に使い道はないか?
2.応用:他からアイデアが借りられないか?
3.変更:変えてみたらどうか?
4.拡大:大きくしてみたらどうか?
5.縮小:小さくしてみたらどうか?
6.代用:ほかのものでは代用できないか?
7.置換:入れ替えてみたらどうか?
8.逆転:逆にしてみたらどうか?
9.結合:組み合わせてみたらどうか?


▼逆設定法
お題となる対象において常識とされてる問題のあえて逆を設定し、そこから問題点を導き出すというものです。

[常識]中古車は時間とともに値段が探す
[逆設定]値段の下がらない中古車はないか?
[実現アイデア]販売日があらかじめ確定できれば金額はそれ以上下がらない


▼機会費用
ある行動を選択した場合に、最善のけ亭をしなかったために、逃してしまった利益=機会損失
直接目に見えて現金が出ていく訳ではない為「見えないコスト」と呼ばれる

ex.クロネコヤマトの時間指定配達サービス、留守宅への配達


▼リストラクチャリングと「選択と集中」
経営資源を「負け犬」から花形や問題児に移していく
可能性のある領域に集中する事でその領域での収益を拡大させる

▼リバース・イノベーション
新興国発のイノベーションが先進国へと逆流する現象のこと。

世界一低コストで作らなければ採算のとれない新興国で新しいイノベーションを興して製品を作り、それをブラッシュアップして世界を席巻していく

これまでは先進国のダウングレードを新興国に送れば良いと考えられてきた


▼「ハイ・ロー戦略」と「EDLPエブリデイロープライス戦略」
・ハイ・ロー戦略
キャンペーンやイベント時だけ低価格で普段は通常価格

・EDLPエブリデイロープライス戦略
常時低価格で安さをブランディングする

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2013年03月11日

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