あらすじ
ある凄惨な事件で心身に傷を負い、故郷を飛び出したライラ。都会でひとり、本名を誰にも明かさず、類まれな美貌を冴えない服装に隠してひっそり暮らしていたが、そんなときにショーンと出会う――近代的なこの街で人間と共存している、ヴァンパイアのひとりだ。美しくも恐ろしい存在のはずなのに、ショーンといるとなぜか無性の安心感に包まれ、ライラはいつしか心癒やされていく。今ふたたび、過去の悪夢が背後に迫りつつあることなど知らず……。C・ハリスの〈トゥルーブラッド〉番外編とN・シンの未邦訳作品を、豪華収録!■新年を飾るにふさわしい豪華競演! テレビドラマ化もされて大人気のあの〈トゥルーブラッド〉の番外編と、ナリーニ・シンの幻の未邦訳作品を収録した、読み応え200%の極上ダーク・ロマンスをお届けします。どちらの作品の主人公たちも“普通ではない”壮絶な運命を背負っていて、そんな二人の恋は宿命と呼ぶより他ないほどドラマティック。1話目「ダンサーズ・イン・ザ・ダーク」は、ヴァンパイアが市民権を得て人間と共存する世界が舞台で、猟奇的なストーカーに狙われるライラと、数百年生き永らえてきたヴァンパイアのショーンのお話。2話目「漆黒の君主」は滅亡に追いやられた王国を舞台に、幼児期の記憶を消された王子マイカと、国を滅亡に追いやった男を父に持つリリアナのお話。どちらも、読み始めたら現実を忘れてしまうほどどっぷり浸れてしまう、太鼓判を押しておすすめできる作品です! ちなみに「ダンサーズ・イン・ザ・ダーク」の主人公ライラとショーンは、〈トゥルーブラッド〉第7話に登場しています。
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Posted by ブクログ
正直なところ、この系統は好きではないです。
なんというかさ、そういうシーンで
すごく文章を読むのも赤面なんですよ。
ちょっと、刺激が強いじゃない(笑)
だけれども、何とか読みましたね。
好きな系統のほうは最初に出てくるほうです。
主人公の女性には決定的なコンプレックスと
ある隠し事があるのですが…
きちんと最後に復讐がなされるのが
何気に読んでいて面白かったですね。
2番目の作品は
ちょいとねちっこくて
私のタイプではなかったですね。
Posted by ブクログ
献本企画でいただいたので、ハーレクインに初挑戦。
シャーレイン・ハリスの人間とヴァンパイアの恋を描いた「トゥルーブラッド」番外編「ダンサーズ・イン・ザ・ダーク」と、ナリーニ・シンのファンタジー「漆黒の君主」が収録されています。
ダンサーズ〜は本編を読んでいないと分かりにくいのと思うのですが、まあ単独でも楽しめるかな、という印象。実際わたしも本編は読んでいません。
漆黒の君主は、想像以上に面白かったです!壮大な映画のようで、ファンタジー映画好きな人にはオススメです。ハーレクインは何となく大人の女性向けというイメージがあって敬遠していましたが、それだけでこの小説を読まないのはもったいないと思いました。