あらすじ
全ての事の発端は1707年。劇作家でもあるジャンピエールが、友人のマイザーを通してフェルメートという錬金術師に出会ってしまったことがきっかけだった。『不老不死』という言葉に吊られ、マイザーはベグやチェスと知り合い錬金術に魅入られていき、ジャンピエールは自分のファンというフェルメートに魅入られていった。 そして二年後の1709年。未だ錬金術を学ぶヒューイは、過去に囚われつつも徐々にモニカとエルマーに心を開き始めていた。だが、この街の異物を探ろうとする使節団の来訪とジャンピエールの書いた新しい劇によって、ヒューイたちにも暗い過去の影が忍び込んでいく──。 馬鹿騒ぎの始まりに迫る異色作第2弾!
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Posted by ブクログ
モニカが過去に犯した罪
街唯一の詩人ジャンピエール・アッカルドは事の重大さを知らずにヒューイ・ラフォレットやモニカの過去を上演していく
ラブロ・フェルメート・ヴィラレスクという存在を知ることなく振り回されるヒューイとエルマー
Posted by ブクログ
バッカーノ!1710読み終わった!
もうね…
今はね、フェルメートがね、許せない…
最初の頃は、ヒューイがあまり好きになれなかったけど、1705読んで今回の1710読んだら、もう本当に…
ヒューイとモニカにはしあわせになってほしかったな。
2人の子どもってどうなったんだろう…
フェルメートはニキに育てさせる的なこと言ってたけど、どうなの??
気になる…
次のバッカーノはフェルメート視点らしいよ。
Posted by ブクログ
ヒューイとモニカ恋愛編
ヒューイのその後を決定付けた重要な事件が、300余年後発見された当事者の手記と当時の時間軸それぞれでの視点から語られます。
世界を敵視し他人を踏み込ませなかった若き日のヒューイが、エルマーの力を借りながらモニカへの愛を自覚し、これまでと違う勇気を持って距離を縮めようとする様子は、未来の彼を見ているからこそ胸に来ます。こんなに一生懸命、誰かを大切に思っていたんだなぁと、、
その分、フェルメートの邪悪ぶりも際立ちますね。
内容的にも展開的にも後味的にもこれまでのバッカーノとは少し毛色が異なりますが、ひとりの人間の成長、幸福と喪失が描かれた重要な作品です。
Posted by ブクログ
フェルメート…!外道…!超外道…!ジャン、貴様…!ぐあぁぁ、読むんじゃなかったあぁぁぁ!!!
うん、でもまぁ…(´・ω・)ダヨネー、って感じのストーリーで。良くも悪くもバッカーノらしい。
ヒューイがあまり好きになれないのも相変わらずです。
ただひとつ、☆二つ減らした理由とすれば…
モニカは、船で軟禁されている時には、妊娠していたんでしょう…?
しかも、赤ちゃんを産んでいたんでしょう? それなのに、母親なのに、「このまま死んでもいい」なんて思うでしょうか。
「何が何でも、この子は生きて守り抜く」とか、思わないのかなぁ…。
年齢が年齢だけに、「ヒューイに会いたい」って恋心のほうが勝っちゃってるのかなぁ。
成田先生は男性なだけに、妊娠、出産といった女の一大事がなんだか軽く流されちゃったような感じがして、ちょっと(´~`)でした。